「屋上屋を架す」
東京アルプスの活動をしていると、ふと。
これの意味って何だろうか?と自分に問いかけたくなる事がある。
-東京に数多ある屋上という空地の利活用。
-屋上の中心とする新しい都会での暮らしの提案。
-文化的見地から屋上を考察し、屋上を再定義する試み。
-屋上に上がるという行為の意味を求める。
とか、言える訳ですが、結局は
「わからないけど、なんだか興味がある。昔、屋上に上がった時ワクワクした」
から。という事なのだろうと私自身今はそう思ってます。
知らない場所を旅する時に、ただ目的もなく歩く事が目的になる事ってないですか?
そのうち知らない場所が、あてもなく歩いているうちに、だんだんと自分の場所になっていく。そんな事。
東京アルプスは、旅を始めたばかり。
良かったら一緒に東京の屋上を旅してみませんか?
と思う訳です。
ま、無駄だったり、意味がなかったりするかも知れませんが、それも楽しいんじゃないでしょうか。屋上にもう一つ屋根を重ねても。
屋上屋を架すとはー無駄な事をする事の例え。屋根の上にさらに屋根を重ねるという無用な事をするという意味。
(文/写真:宿野部隆之)