第21回:「ハルキスト」に気持ち悪さを感じる?
Wikipediaによると、「ハルキスト」は小説家村上春樹の熱狂的なファンを指す俗称である。
“村上の趣味や生活スタイルに影響され、村上の著作のほか、村上の小説に登場する音楽や料理などを他者が紹介した本なども情報源としている。それらの自身について言及した書籍が自らの管理下にない、と村上は懸念を表している”そうだ。
そんな「ハルキスト」を蛇蝎のごとく嫌う大丘の嘆きから始まる今回。「ハルキスト」について、そして村上春樹の作家性について考える。
◇放送内で出てきたキーワード
ラベリング/「ハルキスト」を自称する人/UNIQLOとコラボ/村上春樹好きを自称したときの「あぁ…」という反応/研究の対象にならない/文壇から無視されていた/村上春樹(笑)/売れ線(笑)/「オタクです。ワンピース好きです」/「やれやれ僕は射精した」/架空の村上春樹文体/クール系主人公/セカイ系の原点/閉じた世界から展開されるファンタジックな世界/ドラスティックな出来事/敗戦の受け入れ/しらけ世代/もどかしさ/ハルキズム/フランス映画感/匿名的な都市の寓話/東浩紀/消費社会が一定の段階に達した途端に村上春樹がブームになる
◇配信後記
各人が収録後に思い出した「言い忘れ」「気づき」をこちらにまとめています。公開次第追記。