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【秋の夜長の小石川後楽園】期間限定で夜間に開園!

まるで光圀の時代にタイムスリップ…

今回は、小石川後楽園で期間限定で開催されていた「秋の夜長の小石川後楽園」を紹介していく

本イベントは、普段は入れない夜に庭園を開放し、当時の大名も過ごしたであろう宴の夜に思いを馳せる趣旨となっている

伝統芸能公演など江戸時代の文化をリバイブすると共に、「円月橋」のプロジェクションマッピングなど、現代の最新技術を駆使した試みが見どころだ

そんな「秋の夜長の小石川後楽園」を取材してきたので、
現地で参加できなかった方などは本記事を読んで楽しんでほしい


イベントの概要

最初に本イベントの概要について紹介していく

開催日:2024年9月27日(金)〜10月6日(日)
時間:午後6時〜午後9時まで
入場料:特別鑑賞券1100円(前売り券は900円)

小石川後楽園における夜間開園は今回で2回目

前回(2024年1月)の夜間開園からエリアを拡大し、「円月橋」のプロジェクションマッピングや「一つ松」のライトアップが追加された


小石川後楽園の沿革

ここでイベントをより楽しんでもらうために、少しだけ小石川後楽園についての紹介を挟みたい

小石川後楽園は、水戸徳川家の上屋敷に造られた庭園だ

元々の起伏に富んだ地形を活かし、池を中心として園内を回遊して鑑賞する「回遊式築山泉水庭園」だ

回遊式庭園という形式は、のちに多く造られる大名庭園に影響を与えることになる

作庭をしたのは徳川頼房(水戸藩初代藩主)で、徳川光圀(水戸黄門)が完成させた

日本各地の景勝を模しつつ、儒教的思想を反映させた中国趣味が取り入れられているのが特徴だ


現地レポート

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