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相法早引24(弟の相を論ず)

・上停(=額)が狭い者。

・眉が硬い者。

・髪際が濃い者。

・顔一面がせせこましい者。

・耳の中の郭(かく)が出ている者。
*この観方では、耳を家の表象としている。つまり、耳の中の郭が出ている場合、「家から出る=家を継ぐ者でない」と観る。ゆえに、惣領(≒長男、家を継ぐ者)であっても耳の中の郭が出ていれば、家業を継がずに実家を離れる、と観る。また逆に、次男や三男であっても、耳の中の郭が出ていなければ、家業を継ぐ(≒親の面倒をみる)相が一つある事になる。

・頬がげっそりしている者。

以上の内、一相でもある者は、必ず弟である。この相は、心が忙(せわ)しい相でもある。惣領であったとしても、以上のような弟の相がある者は、家業を継がない。もし、家業を継げば、家庭を崩壊させたり、家産を損なう。また、目上に背く相がある者は、惣領であったとしても、家業を継がない。もし、家業を継げば、家庭を崩壊させたり、家産を損なう、と判断する。



-東京つばめ鍼灸-
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