アフガン〜トルコをつなぐ中世シルクロードの楽曲Rast Nakis

パキスタンフェスの出演のあとは、少し中央アジアによって、いろんな音楽とアンサンブルできる中世シルクロードの曲をやってみましょう。

オスマン古典アンサンブルの例

いままでのラバーブの音楽とは雰囲気が違いますよね
最後スピードアップしてる感じだし
大丈夫かな、できるかなあと思うかもですが
もう少しゆったりスピードからはじめてもいいかもしれないです。
それでは、私がラバーブで演奏したのもみてみましょう👇

ラバーブとタブラでの例

この時は、ライブアラビア書道とコラボ企画、
とてもいい会場の雰囲気でしたので
特にイントロの即興(アーラープ、タクシーム)をゆったりできました。
ただ、厳密いうとラバーブはオスマン楽器ではないので、
微分音をオスマン式に再現してないです。

構成は?

  • リズムなしのソロまわし

  • 楽曲を1周

  • リズムの中でソロまわし

  • 楽曲の前半だけ

この動画と同じような構成でやってもいいかもしれないですね。
即興演奏にチャレンジすることで
伝統的なモードを自分の呼吸で体感するチャンスでもあります!
そのあたりはまた、個人レッスンでやっていきましょう。

ラバーブでRast Nakisを演奏する意義は

真ん中の赤い📍ポイントが古都ヘラート

今のトルコ共和国でオスマン古典音楽として受け継がれてるこの楽曲の作曲者とされるAbdulkadir Meragiは今のアフガニスタン西部の古都、ヘラートの宮廷で活躍しました。

ほとんどイランにも近い感じですよね、
なので、ヘラートの音楽はイラン音楽に通じるところがあります。

というわけで、
アフガニスタンの楽器でもあるラバーブでこの曲に取り組むのはとても意義あることです。2024 9/28吉祥寺コレクションでみなさんと演奏できるのを楽しみにしてます。

譜面はこちら

Dのキーでの譜面を用意しました
微分音は割愛したのでご了承ください。
低いシがラバーブにはないので、ドローン弦弾いてもいいです。




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