みなさん、カメラ趣味って贅沢だって知ってました?
今日は「カメラは贅沢な趣味なんだ」ということ深掘りしてみたいと思います。
昨今、カメラの価格も上昇を続け、更に新品の供給も追いつかず、その影響で中古品の価格も上がっています。新品ですとボディ20万円+レンズ5〜10万円がスタートラインでしょうか。
最近発売されたNikonのZ50IIは13万円で、かなり戦略的な価格ですね。
昔は数万円で初心者向けのレンズキット付きのカメラが買えましたが、今はカメラも気軽に買えるものではなくなってしまいました。
一方でどっぷり沼にハマってしまっている人は、フラッグシップ機が100万コース、レンズ数十万〜百万円コースが当たり前の世界です。
趣味のカメラということで言えば、フィルムカメラが静かなブームですが、フィルム代や現像代のコストもフィルム1本分でも数千円が飛んでいってしまいます。
カメラがあれば、どんな大変なことがあっても乗り越えらる変態さんもたくさんおられると思いますが(知らんけど笑)、機材に投資を惜しまないことも、贅沢な趣味のひとつの要素であります。
しかし、カメラが贅沢な理由は、経済的なことだけではありません。
それは「時間を費やす」ことができる人だけの特権だということです。
中には、通勤や通学の途中に写真を撮っている方もいると思いますが、これも「ながら」が可能な環境という点では贅沢な部類に入ると思いますよ。
また、本格的な自然の風景や動物や野鳥などは、撮影場所まで移動し更にベストなタイミングまで待つ必要がありますし、同じ場所で何時間も粘ることもあるでしょう。
一方のストリートスナップでは、街中を歩き回り、被写体を追い求めて何時間も歩き続けることもあります。
さらに撮影も時間のかかる作業ですが、撮影後の現像・レタッチなどの時間も加わります。
そもそも時間の余裕がないと、写真と関わることは難しいですし、時間を費やすことで得られる「自分の作品」が深い満足感をもたらしてくれるのも贅沢なものです。
更にさらに、経済的、時間的以外にも贅沢な理由があります。
それはカメラがあるだけで、日常の風景を新しい視点で観ることができるのが魅力と考えています。
カメラを持っている人ならわかると思いますが、この目の前の光景を写真に撮りたいって思う衝動に駆られることが日常的にあるのではないでしょうか。
写真という視点を通じて、またはカメラのファインダーを通じて、社会を観ることができる特権を手に入れたと言っても過言ではないでしょう。
ついつい見過ごしてしまうような光景や景色を、カメラを手にした人だけが手にすることができる「ものの見方」を得られることが、実は一番の贅沢かもしれません。
ここまで見てきたように、カメラという趣味は「経済的」「時間的」「視点的」の3つの観点を通じて贅沢さを感じることできる幸せの趣味かもしれません。
物資的な豊かさではなく、内面的な充実感をもたらし、自己表現や感性を深めることができる贅沢な経験をさせてくれるのがカメラ趣味なのではないかと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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