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ちょっといい光景

撮影者の特権?として、アーカイブ映像の中を散歩気分でぶらぶら眺めて歩くことがあります。建設中のビルがずいぶん大きくなったなぁとか、今日はヘリコプターがたくさん飛んでいるなぁとか… さまざまな光景を見つけることができます。
今日はそんな中で見つけた、ちょっといい光景です。

話は少し逸れますが、機械を作るための機械のことを工作機械(マザーマシン)と言うそうです。
先日、あるところでこの工作機械の展示を見る機会(ややこしいですね ^^)がありました。
レーザーで鉄板を手芸のレースのように細かく切り抜いたり、材料を全自動で縦横に削って小さな部品を次々と作っていったり、その様子には迷いや妥協は一切なく「なかなか厳しそうなお母さんだなぁ」と思ったものです。

今回見つけたちょっといい光景はビルを建設するタワークレーンのお話です。
大きなタワークレーンがもう1台のタワークレーンを組み立てて2台になる様子なのですが、職人気質で少し無器用?なお父さんが同じ道に進んだ息子の成長を見守る、といった雰囲気が出ていました。こちらはマザーというよりダッドかなと見立てた次第です。
ぜひそのようなお話としてご覧いただければと思います。

ちなみに工事現場に2台並んだこのお父さんと息子もマザーマシンが作り出した部品でできているんでしょうね。(母は偉大!)

この映像について

● アーカイブ映像を無理やり拡大しているため画像が荒れています。● 2022年1月28日と29日の撮影です。● このお父さんクレーンは昨年作った「TOKYO CONSTRUCTION」にも登場しています。(まだ若かった時? ^^)● 他にもたくさんのタワークレーンが写っていますが、どれもこのように組み立て解体が行われているのだと思います。● 映像にもありますとおり、実際は現場の作業員の方々の技術と力がこれらを支えているわけです。

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