「時流に乗っている事業を探せ!」どん底時代→法人化達成!塚本社長に学ぶ成功のカギ
今回は、株式会社AraSma(アラスマ)代表取締役の塚本 宜樹(つかもと よししげ)さんにお話を伺いました。
YouTuber育成や企業向けのWebマーケティングに加え、オンラインサロン経営など幅広く活躍されている塚本さんですが、過去には「家無し生活」を余儀なくされたどん底時代が…。
過去の経歴から現在の働き方までをお伺いする中で、
「これからビジネスを始めるにはどんな事業に注目すべきか?」を教えていただきました。
「どん底時代」を乗り越えたマインドハックも必見です。
現在の働き方
ーーーはじめにご年齢と、具体的な事業内容を教えてください。
現在は35歳、株式会社AraSmaの代表取締役をしております。
会社の事業内容としては、YouTuberを目指す方向けにノウハウの提供や技術のサポートを行っております。その他にも法人向けに動画を活用したWebマーケティングの技術を提供し、PR動画を配信して商品販売の認知度をあげるサポートも行っています。
この2つの事業をメインにしていますが、動画制作の請負や編集、撮影なども承っています。
ーー動画にまつわる業務を幅広く手がけていらっしゃるんですね。
最近は、動画制作などの作業は優秀な社員に任せてます。私自身は社長業や営業、オンラインサロンの運営を主な仕事としていますね。
ーーずっと動画業界でお仕事をされてきたんですか?
いえ、教員→出版社起業→動画業界へ参入という経歴です。
ーー異色ですね!(笑)
そうなんですよ(笑)。
大卒で念願の高校教師になったはいいものの、仕事をするうちに現場ではどうしても変えられない問題に直面してもどかしさを感じ始めたんです。
「内側ではなく外側から『教育』を見直したい」と思い、3年間で退職しました。そのタイミングで、大学時代の友人から「起業をするから、従業員として一緒に働かないか」と誘われたんです。そして教育系の出版社を立ち上げることに。
そこでの仕事は学生向けの参考書を作ったり、授業を動画で配信することでした。それまで動画の知識は全くなかったので、独学で勉強・実践して、スキルを身に付けていきました。
ーーなるほど。その時期に動画制作の基礎知識を学ばれたんですね。
その後、大手企業からもオファーがくるようになったんですよね。
私たちの会社がオンライン授業の先駆けとなったこともあり、軌道に乗ったかのように見えました。が…28歳の時に、経営が上手くいかなくなってしまったんですよね。
そこからは給料もなく、家賃が払えない状況に…。
借りていた家を出て、しばらくの間家無し生活を送りました。地元は関東なので、知り合いが少ない離れた神戸でとても心細かったです。
ーーーそうなんですね…。そこから動画でビジネスを始めようと思われたんですか。
切羽詰まった中で「これから自分は何をするべきなのか」と考えて、直感で思ったんです。「これからは動画がくるな」と!
時流に乗っている事業に着目
ーーその時期からYouTubeについて勉強し始めたんですね。
そうそう。その頃はまだ、YouTuberが一般に認知されていない時代でした。色々調べていくうちに『YouTubeに動画をアップしたら広告収入で稼げる』という情報を見つけて、見様見真似で動画作成。こんな動画だったら見てもらえるかな?と試行錯誤しながら、動画をアップしていきました。
そうしたら、半年程で月の広告収入が70万円になったんです!旬な情報を誰よりも早く配信することを意識していたら、それだけ稼げるようになったので、再度部屋を借りて1人暮らしをスタート。
ですが…引っ越しの翌々日くらいに、広告収入が0円になってしまったんですよね。
YouTubeに見放されたと感じて、文字通り3日3晩寝込みました…。
ーーなんと…。
そこから改めて、安定して収入を得られるような動画を上げていこうと対策を練ったんです。
「YouTubeやユーザーに喜ばれる動画とは?」「広告主が率先して広告をつけたくなるような動画とは?」を考えて動画を作り始めました。
今までの『稼ぐ』という視点ではなく『自分の動画で喜んでもらう』方向にシフトチェンジをしたんです。
シフトチェンジが成功して、すぐに成果が出ました。月収50万円〜100万円程の収益を稼げるようになって一安心…。まだYouTuberが珍しかった時なので、FacebookなどのSNSで情報発信すると「ノウハウを教えて下さい」という問い合わせがくるようになりました。
ーーなるほど、安定した収益化に成功した次のステップとして、教えるフェーズに入ったんですね。
そうですね。想像以上に問い合わせが来たので、これはチャンスだと思い、30歳くらいの時に動画制作を教えるオンラインサロンを作りました。
元教師で教える事が好きだったのもあり、気がついたら規模が大きくなっていきました。そして、現在の法人化に至ります。
ーーYouTubeとの出会いが、塚本さんの大きな転機だったんですね!
そう思います。なので今からビジネスを始めようと思っている方へアドバイスするとしたら、何かやるなら、プログラミングや動画など時流に乗っている事業に手を出してみるといいと思います。最初から自分に合っていることや、好きなことにたどり着くのは難しいですから。
どこにいても高みを目指し続ける
ーーー収入がなかった時代、精神的に持ち堪えるためにどんなことを考えていましたか。
収入が0円になってくよくよしていても、不安が大きくなるだけ。なので「こんな状態だけど今、自分に何が出来るか?」「こんな状態だからこそ出来ることはないか?」を考えていました。
それから当時は、お金が無いながらも友人と会って気分転換するようにしていました。1人だと不安になるので、友人と話して出来る限り前向きに過ごせるようにしていましたね。
ーー確かに、終わったことにくよくよ悩むより、次に何が出来るか?を考えることが大切ですよね。今でも、前向きに過ごすための塚本さん流のマインドハックはありますか?
仕事が軌道に乗ってからはずっと、寝る前のルーティンとして手書きで目標を書き出すようにしています。
「親孝行として○○をする!」「今年の年商○○円達成する!」というように、今後の目標を書いて可視化するんです。「達成のためにもっとこうしなければ」と思ったことがあれば、日によって書き足したりもしていますね。
ーー成功されてからも、ずっと高みを目指されているんですね。
寝る前のこのルーティンがいい閃きとなって、問題解決に繋がることもあるんですよ。
ーーー最後に、パラレルワークを目指される方へのメッセージをお願いいたします。
若い方と話をしていて「やりたい事は特にないけど、やりたくない事は明確にある」という方が多いと感じます。
無理にやりたい事を探すより、「やりたくない事をやらない為には、どうしたらいいのか」という発想で働き方について考えてみてもいいんじゃないかと思うんです。
今は複業の時代ですし、会社が守ってくれるとは限らない。
なので今のうちに「直感的に良いと思ったものをやってみて、違うと思ったらやめる」を繰り返してみましょう。トライ&エラーが大切です!
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編集後記
過去〜現在のキャリアまで、赤裸々に語ってくださった塚本さん。
今後の目標をお伺いしたところ、「会社としても個人としても日本の教育現場に影響を与えられる人間になりたい」「歳を重ねることで生まれるプライドは取っ払って、年下の師匠をつくりたい」とのこと。
塚本さんの成功のカギは「常に上を目指し続けたこと」なのだと強く感じ、私ももっと精進しなければ!と前向きなエネルギーをいただくことができました。
塚本さん、ありがとうございました!
(インタビュアー・小野寺)
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