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2024年9月21日 サロン・ド・ヴラネッツ

https://teket.jp/8378/37735

日本ヴラネッツ協会の初めての企画。葡萄品種「ヴラネッツ」に代表されるマケドニアワイン、ひいてはマケドニアの文化に親しむ「サロン・ド・ヴラネッツ」。顧問の澤田洋典のスピーチに続き、マケドニア等の歌のコンサートをお楽しみください。マケドニアワイン試飲や茶菓と共に、皆で歓談しましょう。

コンサート・プログラム

1 . 原 芽衣
歌曲「お菓子と娘」 橋本國彦
…橋本は本郷に生まれ、20世紀前半に活躍した。この曲は西条八十の詩による、フランス風のモダンでシャンソンの趣。

2 . 伊藤いずみ
歌曲「悲しくなった時は」 中田喜直
…中田は20世紀後半に活躍し、多くの歌曲を作曲した。この曲は寺山修司の一連の詩「木の匙」に彼が作曲したうちの一つ。海への憧憬が、ある女性の生活と対比されて歌われる。

3 . 小鉄和広
歌曲「どこにいるのだろう マケドニアの子どもたち」  作曲者不詳
…1948年、ギリシャ内戦の時代に、多くのマケドニア人の子どもたちが親から引き離され、海外に移住した。「おもちゃを家に置いて連れて行かれたあの子どもたちはどこにいるのだろう。いつか帰って来て祖国で自由に暮らす権利があるのに。」と歌われる。

4 . 原 芽衣
オペラ「ジャンニ・スキッキ」より
アリア「私のお父さん」   プッチーニ
…19世紀末から20世紀初頭に活躍したイタリアのオペラ作曲家プッチーニの唯一の喜劇オペラ。舞台は13世紀末の栄えているフィレンツェ。当時、財産の相続の仕方が変わりつつある時代だった。ある金持ちが死亡し、その財産を教会に全額寄付する羽目になることを避けたい遺族たちが、ずる賢いスキッキの知恵に縋ろうとするも、かえってスキッキにごっそりもっていかれるというお話。
この有名なアリアは、オペラの本筋とは少し離れ、スキッキの娘ラウレッタが愛する若者との結婚の許しを父に願うもの。騒々しい場面に挿入される美しいメロディーで大変有名。その調べはフィレンツェを流れるアルノ川を思わせる。

5 . 小鉄和広
歌曲「ある娘を愛していた」  民謡
…ある娘を愛し、成人した私は結婚を申し込んだが、娘は病にふせてしまった。見舞いに行くと彼女は夏の最中に果物を求めた。私は市場に出かけ贈物を買い、帰って来た時には彼女はもう死の床についていた。娘の美しい顔は青くなり、黒い瞳は閉じられた。

6 . 伊藤いずみ
オペラ「つばめ」
アリア「ドレッタの夢」 プッチーニ
…このオペラの主人公マグダは金持ちの庇護のもと、サロンの中心として華やかな生活を送っている。彼女は、自分の今の生活とは全く異なる内容の歌、若い純真な娘が学生との口づけに陶酔する内容のこの歌を皆の前で歌う。

7 . 原・伊藤・小鉄  フリストフスキ
歌曲「マケドニアの乙女」
…マケドニアを代表する民謡歌手でシンガーソングライターでもあったフリストフスキは20世紀後半に活躍し、広くマケドニア人に愛された。彼の友人が女児を産んだことを祝して歌われたこの曲はバルカン半島全域で知られ、フォークダンスとしてもよく踊られる曲となった。

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