財務諸表論ノート(財務会計の概念フレームワーク)税理士試験第70回
資産とは、かこの取引又は事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源をいう
ここでいう支配とは、所有権の有無にかかわらず、報告主体が経済的資源を利用し、そこから生み出される便益を享受できる状態。経済的資源とは、キャッシュの獲得に貢献する便益の源泉、実物財に限らず、金融資産及びそれらとの同等物を含む。経済資源は市場での処分可能性を有する場合もあれば、そうでない場合もある
負債とは、過去の取引又は事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務又はその同等物をいう
ここでいう義務の同等物には、法律上の義務に準じるものが含まれる
オペレーションリース取引に該当するリース物件については、所有権の実質的な移転がない場合であっても、リース物件を使用する権利の部分的移転があると考えられる。この場合、将来の経済的便益の獲得可能性があると認められることから、資産の定義を満たしていると考えられる