コットン100%パンツ女にイケメン広告代理店マンを取られた話(2/2)
基本的に彼の家に上がるときに、私は必要最低限のものしか触りません。
許可なくクローゼットを開けたり冷蔵庫を開けたり、一切しません。
でもその日はなんだか突然、やけにクローゼットが気になって気になって仕方がなくなってしまったのです。
そしてY平がシャワーを浴びている間、もうどうにもこうにもクローゼットが私を呼んでいる声が聞こえてしまったのです。
3枚ある扉のうち真ん中の扉が私を呼んでいるのです。
はい、扉オーーーーーーープン。
すると私の目に飛び込んできたものは、コットン100%のブラジャーとパンツ。
少なく見積もっても5セット。
真っ白のもこもこした、ちょうちょとお花がプリントされている、アレ。
これは妹用でしょうか?あれ、妹なんていたっけ?いや一人っ子だな。
もしかして流行りの下着男子ってやつ?さすがクリエイターは違うなあ
いやでも待てよ無数についている毛玉からは著しい使用感が感じられる。
う・わ・き やないか。
いや違う、私が、う・わ・き相手やないかーーーーーーーーーーーーー
下着の横に目をやるとかわいらしいワンピースもちらほら。
パッと見ただけでわかる本命彼女の背の低さ。
きっとショートカットハムスター素朴系の彼女なのだろう。
コットンパンツとブラジャーがよく似合う彼女なのだろう。
チキショーーーーーーーーー!それくらい悪態つかないと正気を保っていられない。
でも同時に脳内で点と点が線でつながった。
ああ、ぺらっぺらのトランクスとコットンパンツは下着からもう相性バッチリってことだったのね。
完敗。
どんなに頑張ろうが私はコットンパンツの女にはなれない。いや、なりたくない。
私はY平がシャワーから出てくるまえに荷物をまとめて、わからないように帰宅しました。
コットンパンツの女とお幸せに!!
一瞬で記憶から葬り去り、今日も私は大好きな海外製の下着を身につけ、ハンティングに出かけるのでした♡
それでは、次回も楽しみに♪
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