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【連れ去り離婚 #17】調停(2回目)

2015年01月xx日(水)
[連れ去りから180日後]

今日は2回目の調停

前回の調停でまずは婚姻費用から取り決めましょうという話になっていた。

そもそも別居すら納得できないし、勝手に家を出ていってなぜ婚姻費用の請求ができるのか疑問だ。でも子どもの学校も始まってるし、長男は高校入試を控えているので、お金が原因で進学に影響を与えても良くないので、婚姻費用は仕方ないかなと思う。

婚姻費用の算定方法

婚姻費用は算定式があって、夫婦でお互いの収入と、子ども年齢によって決まります。この算定式で夫婦それぞれがどれくらい負担するべきかが決まり、別居した場合は、多いほうが少ない方へ支払うことになり、これが婚姻費用となる。

1ターン目

前年の年収がわかる書類を持っていくるように言われていたけど、前年は毎日終電帰りのようなハード勤務だったため、年俸から100万多い収入があった。なので源泉徴収票は非開示として、労働条件契約書の年俸を基準に計算してもらおうと契約書を提出した。

調停員は相手の収入証明を受け取りますね。と言って1ターン目は終了。

2ターン目

では妻はいくらの証明を出したかというと調停員が言うには、

「今は体調が悪く働けないのでゼロ円です。」

と言っているとのこと。いや、前年の年収が分かる資料の提出をお互い求められているのに今の収入の話してる時点でなにかズレている。ここ数年は配偶者特別控除からも外れていたし、別居時もバイトをいくつかやっていたので月間10~15万程度はあったと思われるのに、何一つ資料を提出してないらしい。

また、こちらが提出した労働条件契約書に妻が難癖をつけているらしく、収入の実績で計算するよう求めているという。しかも相手弁護士は私の課税証明書まで取り寄せている用意周到ぶり。

自分の収入証明は出さないくせに、相手は実績値を求めるとかふざけている。納得できないので、相手の証明書を出すように調停員に伝えて2ターン目は終了。

3ターン目

妻は別居時にバイトを飛んでいるので、昨年末の源泉徴収票を出せないと言っているという。

調停員の提案として年収120万円で計算しませんか?とのこと。
アルバイトしていたとしても別居後はできていない可能性はある。課税証明書が出るとしても5月くらいになるだろうし、それまで婚姻費用を決めないのはお子さんのためにもならない。

婚姻費用の算定額

月額10~15万だっただろうし、調停員が15万で計算したとしてもそれほど婚姻費用の額にさほど違いがなかった。このため相手の年収は120万円と仮定して算定し、月額16万円とすることに合意した。

予想外の請求

婚姻費用は今後16万払っていくのか…と思っていたところ、いつから請求するかという話になった。相手は別居時から請求することを求めているというう。つまり昨年の7月から今月1月までの半年分も遡って払えという。

調停員は「一応別居時から権利は発生しますので」などと言っていたが、まったく納得できないことを主張したところ、相手もそれを飲んで申立日以降の請求に収まった。それでも昨年10月からなので3ヶ月分は遡らないといけない。

ただ、調停員は「婚姻費用の支払いは後の財産分与に考慮できる」と言っていたので、あとから相殺されるならと、この3ヶ月分も仕方なく同意した。

最終合意

最終的に、10~12月の3ヶ月分(48万円)を遡って支払うことになり、それを4分割(12万円)して毎月の婚姻費用(16万円)に加算して支払うことで合意。

4月末までの4ヶ月間毎月28万円の支払い、その後は毎月16万の支払いがスタートとなった。

調停合意書にサイン

相手弁護士と同席の上で調停合意書にサインすることになった。相手弁護士が調停室に入ってきて、調停員がその合意内容を説明して、お互いに「合意しますか?」と最終確認をしてそれぞれがサインする。

このとき、一瞬「やっぱり納得できない」と言いかけた。ただその根拠もなかったので同意した。

相手弁護士は、ためらいもなく笑顔で「合意します」と回答していた。その笑顔がとても不気味で気持ち悪かった。その理由は後になってわかるのだが…。

合意書にサインをした後、調停員から「印紙を買ってきてください」と促され、相手弁護士とエレベーターに乗って別の階の購買に行くことになった。
そのエレベーターの中で相手弁護士から名刺を渡されたので、「子どもたちは元気にしていますか?」と聞いたところ「たぶん」と回答された。

無責任だな。

家に帰ってこの弁護士の事を調べたら『モラハラ夫の支配から逃れるための実践ガイド』みたいな本を書いている弁護士だった。連れ去り離婚をガイドして稼ぐ弁護士か。

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