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【連れ去り離婚 #66】審判(3回目)
2016年10月xx日(木)
[連れ去りから818日後]
今日は3回目の審判の日。前回の審判であれだけ裁判所から「子の面会交流に関して禁止制限事項に絞って主張するように」と指示していたにも関わらず、結局証拠どころか反論書面も出していないという。それどころか、本人が審判に出席して意見を述べたいと言っているらしい。
これでまた審判が伸びるのも嫌だなぁ...とは思うけど、弁護士があらかじめ、14回にも及ぶ調停の中でいかに妻側が”引き伸ばし作戦”をしてきたかということを裁判所に陳述してくれていた。それがどれだけ裁判所に影響を与えるかはわからないけど期待するしか無い。
そして今回は妻本人も出てくるとのこと。現場で述べられたことにこちらがどれだけ反論できるかわからないけど、どんな虚言が出てくるのか楽しみである。
調停室に入ると、妻側の弁護士だけが座っていた。本人が来るとのことだったがどうしたのだろう?
例によって準備書面の確認を行ったが、事前の情報のとおり妻側から書面が一切提出されていない。妻側の弁護士もそれで間違いないという。妻側が反論できないだけでなく、自身の主張にたいする証拠も一切出せないことが確定した瞬間だった。
その後、裁判官が「意見を述べたいとのことですが。」と妻側の弁護士に確認したところ、妻側の弁護士から私の退出を要望された。
妻側弁護士「申立人には退出して頂きたい」
裁判官「ご本人だけ退出お願いできますか?」
私「それは、必須ですか?」
裁判官「。。。(強制力ないしな、と若干困り顔)」
その瞬間、妻側の弁護士が、ハァっとあからさまなため息をついて天井を見上げた。「めんどくせぇ奴だな。」といった反応だった。
そこで相手の弁護士に「ふざけるな!」と物申したい気持ちもあったし、裁判官に退出に強制力があるのか?と食い下がりたい気持ちもあった。なぜなら不在の場で妻側が何を言うか、しかもそれに反論できないのは不公平すぎる。そういう思いだった。
こちらの弁護士がそれを察したのか「今ここで反論する必要はないです。私がちゃんと聞いてお伝えしますので...。」と言ってくれたので、悔しいが1人待合室に戻った。
10分ほどでしたか、再度係員に呼ばれ審判室に戻ると妻の姿はなかった。私が席に座ると裁判官が会話を続けた。
裁判官「それでは次回の審判までの間に試行面接を実施することとします。調査官面談と試行面接、次回審判期日は追ってご連絡します。」
耳を疑った。また試行面接だ。
調停の中で試行面接を実施することになっていた。しかしそれを妻側が一方的に反故にした経緯がある。また同じことになるのではないか?
審判室を出て弁護士にその点を確認した。
弁護士「同じことになる可能性は0ではありませんが、今度は全て裁判所が決めて命令という形で実施されます。そのため同じように反故にすることは難しいと思います。」
とのことだった。なるほど、調停とは流石に扱いが違うのか。
それと気になる、妻が述べた意見についても聞いてみる。
弁護士「ちょっと意外だったのですが、特に新しい主張や反論ではなく、試行面接に対して全面的に協力するということだけでした。こちらに不利になる話は無かったんです。」
と言われた。
弁護士「恐らくなんですが、証拠が出せないのでこれ以上意固地になるのではなく、裁判所に協力するというスタンスを取ることでご自身への印象を悪くさせないためじゃないですかね?」
なるほどね。
個人的には泣きながら訴えて、泣き落としでもしようとしてるんじゃないかと思っていたが、そうではなかったらしい。
そうは言っても試行面接が実施されれば子どもたちに会うことができる。
少なくとも1~2ヶ月の間に実現する。今回は期待しよう。
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