「東京は金が無いと生活できない」について東京育ちが思うこと
最近Twitterを見ていると
「世帯年収1000万でも東京だと苦しい」
「東京は金が無いと楽しくない」
といった投稿をよく目にします。
個人的にはこういった人達を見ると
「住む世界が違いすぎる。。。」
としか思えません。
東京には2つの東京がある
こんな話をしているので当たり前ですが、
私は東京生まれ東京育ち。それも割と都心の方に住んでいました。
ざっくりとした距離感ですが、家出てから山手線の主要駅まで大体15分程度なので、それなりに便利な場所だと思います。
そんな場所で数十年間生きてきた人間として思うのは、
東京育ちから見える東京
と
上京した人から見える東京
が全く違うなと思います。そして、この2つの東京は
絶対に混ざることが無いなと思っています。
何をそんなに競ってるの?
ご存じとは思いますが、
「世帯年収1000万でも東京だと苦しい」
とか言っている人は上京組の人達です。
こういう人達がいう東京論みたいな言葉には
決して信用しちゃいけない。
個人的にはこういうの見ると
「ダセーからやめてくれ」
としか思えない。
言葉が悪くて申し訳ございませんが、
東京育ちの人間からすると
勝手に東京に来て
勝手に謎の東京論を喚いて
勝手に競って苦しんでる
東京カレンダーとか読んで妄想膨らませた
頭の悪い田舎者にしか見えません。
上ばっか見てないで普通に生きてりゃいいのに
何をそんなに頑張ってんのって思います。
おそらくそういう人達にとって
東京でのんびり生きてきた私みたいな存在は
いないに等しいんじゃないかと思います。
東京生まれから見える東京
私にとってはこのコンクリートジャングルが原風景です。
人でごった返す商店街、毎日お祭り状態のスクランブル交差点、下校時間に流れる光化学スモッグ注意報
それが当たり前の風景として生きてきましたが、
そんな場所でもここが故郷なんです。
金が無くても楽しいことなんでも出来ます。
実際、学生の間なんて金なかったですし。
大人になった今でも地元の友達と月一で会いますが、
大して稼いでなくてもみんな普通に生きてます。
東京にいて金が無くても楽しく生きる方法を知っているから。
表参道の美味い飯屋だとか最近出来た話題のスポットもよくわかんないけど
ユニクロと町中華と銭湯にはやたら詳しい、、、みたいな感じ。
そんな自分と金があっても苦しい人たちが生きている東京は
本当に分断されているなと思います。
最後に
私は別に上京してきた人達を馬鹿にしているわけではありません。
むしろ、今の東京があるのは私みたいな能無しではなく、
日本中のエリートが集まって作り上げてくれたからです。
東京は日本の中心で、全国民の共有財産みたいなものですから
悪口言われるのもしょうがないと思っています。
でも、東京にはそこで生まれ育った人がいて、
こんなゴミゴミしたところでも郷愁を感じる人がいて
普通に毎日生きてる人間がいることは覚えておいてほしい。
案外、東京育ちの人間ってその辺にいますから。
最後に一言、頑張らなくても東京は楽しいですよ。
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