郷愁の念とクールジャパン
息子と漢字練習中のこと。
使っていたノートが最後のページまでいき、使い終えました。
ノートの半分くらいまで、初めての担任の先生が赤字で直してくれたりコメントしてくれたりした形跡がありました。
漢字練習が始まったのは二学期からだったから、ついこの前のことなのだけど、懐かしいなぁ〜と感慨深くなりました。
私「今度は二宮先生(仮)(日本人補習校の今の担任の先生)に見てもらおうね」
と言ったら
息子「また水澤先生(仮)(東京での担任の先生)に見てもらえるよ」と。
私は、水澤先生が産休の先生の代わりの講師の先生だったので、今年度限りでいなくなってしまうことを知っていました。
私「どうかなぁ〜?」
息子「来年は日本に行けるってパパが言ってたもん」と息子。
この状況で来年どうなるかわからないし、パパが来年帰れると息子に伝えたのかどうかはわからないのだけど、息子は日本に帰りたいんだなぁというのが伝わってきました。
普段は暴れん坊将軍で、空中を蹴り上げ見えない敵と戦っている息子なので、そんなこと言わないんですけどね。
私がしんみりしたところ、息子はいつもの息子に戻り、飛び跳ねて庭にサッカーをしに行ってしまいました⚽️
一人夕飯を作っている時に、来週末パーティーで歌う「上を向いて歩こう」を聞いていたらなんだか心の中で涙が出ました。
私自身も、日本が恋しいんだなと思いました。
来年、帰れるかなぁ?むしろ、オリンピックのチケットが当たっているのだけれど。やっぱり無理かな。
私の故郷も日本で、息子も日本を故郷と感じてくれているのか思うと、少し嬉しくもありました。
今日の夕飯時は、懐メロパーティー。
YouTubeをBluetoothでスピーカーに繋げていろんな曲を聴きました。
「上を向いて歩こう」
「見上げてごらん夜の星を」
「いい湯だな」
「さあ冒険だ」
「夏の決心」
「ロックオンオムレツ」
「ふしぎなふしぎな生きもの」
↑これは息子が渡航前、映画ドラえもんのび太の新恐竜を観に行ったときに、映画館でコマーシャルを観て、絶対に観に行きたい!と言っていたポケットモンスターココのメインテーマ曲です。絶対泣くでしょ!その日に観たドラえもんでも号泣だったけれど、これも観たら絶対泣くと思います。最近の子供映画は泣かせに来ますよね〜。
これは見せてあげることができなかったので、聴くと今でも心が痛いです。Blu-rayが発売されたらおばあちゃんに送ってもらうぞ!
最近の日本の子供向け番組はわからないけれど、私たちが小さい頃に見ていた子供向け番組、ポンキッキーズの曲を息子と一緒に聴けて、息子も喜んでのってくれて嬉しかったです。ここ最近、とても機嫌が悪くて手がつけられなかったので。(この話はまた今度)子供向けに作られた日本語の歌は、今の息子を励ましてくれたように感じました。
歌詞には「カセット」なんかが出てくるので、きっとわからない歌詞もあるのでしょうけどね。
こちらのラジオでかかっている曲は、ドライブ中にのれるノリの良い曲が多いのですが、日本の曲はメロディラインも含めて、叙情的ですよね。
ドリフターズの「良い湯だなぁ」は
「宿題やったか」
「夜更かしするなよ」
「歯磨きしろよ」
というセリフが全部息子に当てはまって、みんなこれ億劫になるや〜つ〜なのね(笑)と共感し、和みました。
日本に住んでいる時は感じなかったけれど、今日アウトレットに行って、日本は人が多いんだなぁと改めて感じました。
今日は私たちの家から一番近いアウトレットに行ったのですが、すごく空いてるように感じたのです。(レストランの数に対して人の量がちょうどよかったので、こちらではちょうど良いのだと思います)
東京近郊のアウトレットなんて、夏休みのディズニーランド並み、渋谷や池袋並みに混んでいたなぁと思います。
(悪口じゃないですよ)
渋谷に来た外国人が「何か祭りなの?」と言っていたのを聞いたことがあるのですが、東京はお祭りの様にいつでも人がいますよね。
(悪口じゃないですよ)
一番言いたかったことは、たくさんの人がいるので、たくさんのカルチャーが生まれるのだろうな
ということです。
↑息子が気になって、いつの日か一緒に調べたデータです。一ヶ月前くらいかな?
日本はオーストラリアに比べるとやはり人口が多いですね。6倍!
夫は「日本は山以外どこでも住んでるからね」と言ってました。
オーストラリアは誰も住んでいない砂漠が多くあり、(面積の40%)人が住めるのは海沿いなのだそうです。地図を見ると中心にウルルがあって、海に沿って街ができていますね。オーストラリア人は住めるところに住んでいると言う感じでしょうか。
ブリスベンの人々はおしゃべりで、スーパーでさえ店員さんと世間話をします。
私「ここに来て2ヶ月で、(ここを利用するのが)初めてなんです。だからどうしたらいいですか?」
と言うのが最近の私の決まり文句(あざといですか?あざといですね)なのですが、
そうすると皆さん
「どこから来たの?」と聞いてくれます。
「日本です」と言うと、
たいていは微笑みを浮かべて素晴らしい的な感嘆詞で応えてくれます。
オーストラリアは第二外国語が日本語だったのもあり、とてもとても親日の方が多いので、
「いつか行っててみたい」と言ってくれることが多いです。
息子はポケモンの服や靴下をよく身につけているのですが、そこから会話が生まれることもたくさんあります。ポケモンは若者を中心にとても人気です!20代くらいの男女がとにかくポケモン、ポキモン、pokemonと言ってます。
ここら辺では「先輩(センパイ)」と書いてあるマスクが流行っているみたいです。昨日ハングリージャックスの店員さんがしていて、今日アウトレットにもたくさん売ってました。
先輩!いいね!
漢字のTシャツもとても流行っています。
「晴れ」
「春」
やあまり意味のない言葉が書いてあるTシャツを着てる方も多くて、面白いなぁと思います。でもご本人は漢字を記号としてみていて、かっこいいから着ていると思うので、見て見ぬふりをしています。日本人を前にして、話しかけられたくなさそうなオーラを放っている方もいます(笑)なんかちょっと恥ずかしいのかな?気のせいかな???
店員さんだった場合は、
“I like your 〇〇”と言ってあげると、とても喜んでくれます。
日本の文化を生み出してくださった様々な方々のおかげで、思いがけないところで笑顔と少しのつながりが生まれています。
文化を生み出してくださる方々、本当にありがとうございます。
今日はここまでです。
新天地での生活、がんばります!
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