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【MANGA-SO入居者から待望の作家デビュー!】ユウさん

WEBTOONクリエイターのためだけにつくられたシェアアパート「MANGA-SO」は、TOKYO<β>が若者の夢を応援するため2023年3月からスタート。8名の方が暮らしながらプロデビューを目指してきました。

そんな中、今年ついに記念すべき2人目の商業デビューが決定!
ユウさんは、主にはネームを担当されています。今回は、入居した理由や日頃のMANGA-SOでの過ごし方、制作のことなど幅広くお話を聞いてまいりました。


MANGA-SOに入居したきっかけ

MANGA-SOに入居するために上京してきました。高校生の頃はデッサン教室に通っていて、社会人になってからも個人的にWEBTOONのコンペに応募したりしていたので、考えてみれば昔から絵や漫画には興味を持っていましたね。

ここに入居するまではごく普通の会社員として働いていましたが、知り合いからMANGA-SOのことを聞き、ずっと前から興味があったWEBTOON業界に本格的に足を踏み入れるため、応募することを決めました。

実際に入居してみて

デビューしてから少し経ちましたが、1日の生活スタイルはデビュー前後であまり変わっていません。だいたい朝の7時頃に起き、お昼過ぎまでいただいたお仕事や自己制作の作業をしています。お昼ごはんを食べたあとは、外に出て散歩がてらコーヒーを買いに行ったりし、リラックス時間も設けるようにしています。

少し作業の手が止まったら無理に作業を続けず、街中で出会う様々なことからインスピレーションを得ています。カフェでゆっくりしている人たちの会話や散歩中の景色、日々変わる公園の色彩など、自分の制作に活かせる学びは街中にもたくさんあります。

夕方頃からは、見たものをそのまま書き写す模写という作業をします。模写は技術を上達させるには欠かせないトレーニングで、対象物を正確に見て正確に描くスキルを磨けるので定期的に行っています。
夜は自分の好きなアニメを見たり漫画を読んだりしていますが、それも大事な勉強タイム。なにかヒントになりそうな大事なシーンはメモをしたり、写真を撮ったりして、何かあったときに見返せるように記録に残しています。
休む時間の中にも、何か活かせるものはないかずっと探す意識はしていますね。

せっかくなら他の入居者の方とも情報交換をしたり、お互いを高めあえる関係になれたらいいなと思っているので、勉強会を開いてみたり皆で野外ワークをしてみたりと、コミュニケーションを取って気付きを共有できる機会を作るようにしています。
もちろん、それぞれの活動を進める中で競争意識もあるけれど、それと同時にみんなでデビューできたら嬉しいなと思ってるので、仕事を紹介し合ったり、支え合って前に突き進んでいる気がします。


これから挑戦したいこと

普段担当しているのはネームという作業で、コマ割りやセリフ、構図などを考える役割をしています。読む人が疲れないように情報量を調整して、キャラクターがどこにいるかわかりやすくすることを心がけています。
チームで作品を制作するときは、後から作業する他のメンバーに作りたい作品の意図が伝わるように、バトンを繋げることが大事だと思っています。

作業画面の様子

いろいろなことに悩みながらもデビューでき、ちゃんと仕事になったことは嬉しいですが、その分責任感も増えました。自分の原稿がわかりやすいものになっていないと作画を担当する人に繋げられないので、作品が実際にスマホ画面に反映されたときを想定して作業するようになりました。

今は、いただいているお仕事にどれだけ熱量を注ぎ込めるかですが、物語の構成や展開、言葉の使い方、絵を描く技術など、まだまだ成長できる部分はたくさんあります。
将来はWEBTOONの企画から線画制作まで、全部自分で1から作り出すことが目標なので、これからも日々情報をインプットして、自分の技術として身につけられるものは身につけ、成長していきたいです。


ユウさん、インタビューにご対応いただきありがとうございました。
今後の活躍も、楽しみにしています!

ユウさん Xアカウント
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