フィンセント・ファン・ゴッホの見ている世界を覗いて、見えたもの
以前、ゴッホ展ー僕には世界がこう見えるーの展示会に行く機会があった。
フィンセント・ファン・ゴッホといえば、有名なのがひまわり🌻
実は、ゴッホが描いたひまわりの絵は全部で7つあるらしい。
どの絵も、中心にひまわりを大きく書いてあるダイナミックな印象を持つ絵。
けれどもそれぞれタッチは異なり、ゴッホが思考しながら絵を描いていたことが伺えるのだという。
元々、フランスやヨーロッパで開催されていると知ったときから目をつけていた展示会が日本で開催するというウワサを聞きつけ、すぐさま友人に連絡をとり約束を取り付けた。
2ショット
当日、電車を乗り継ぎ、展示会場である角川武蔵野美術館に到着。様々な展示物があるなかから、ゴッホの展示会を開催しているフロアへ足を運ぶ。
すると、目に飛び込んだのは、一面に広がるひまわり畑。
ゴッホとひまわりと、写真が撮れるフォトスポットのよう。
その日は、ゴッホとひまわりと写真を撮るためのコーディネートを組んできたので、がぜん気合いが入る。
友だちも写真を撮るのが好きだったこともあり、2人でゴッホと、これでもかと写真撮影。
気づくとケータイの中が、すべてゴッホで埋め尽くされていた。
その夜、ゴッホとの2ショート写真を厳選し、一番お気に入りをラインのアイコンに採用。
2年経った今でも、かなりのお気に入り。
ゴッホの世界
それから係の人に案内をされて、展示スペースへ向かうと
360度壁いっぱいに映し出された、神秘的なゴッホの作品と、音楽が目に飛び込んできた。
「アルルの女」「星月夜」「夜のカフェテラス」
様々なゴッホの作品と絵に込められた想いを目に、魔法のように心を奪われる。
ゴッホが画家を志したのは、わたしと同じ27歳の時。
一体どんな気持ちでこの絵を描こうと思ったのか、彼は何を考えていたのか、頭の中を知りたい気持ちで、たまらなかった。
ゴッホに触れて
わたしが目にした作品は、ほんの一部にしかすぎないけれど、彼は苦しみながらも、生涯描き続けることを選んだんだと、思う。
ゴッホの描く絵は、自身に起きた現実の出来事とリンクしていて、その時々で表現の仕方も異なる。
辛く苦しい時期は、カラスなどの不吉を象徴する鳥が登場し、人生の終盤に差し掛かる頃には、夜を描いている作品が多く見受けられた。(人間の一生を、朝昼晩に比喩している)
生き様を絵に残したゴッホは、どんな気持ちでこれを描いていたのだろう。きっとわたしには計り知れないほど、抱えるものも大きかったのではないか。そう感じた。
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きっと、わたしはこれからも様々な価値観や考え方に触れて、どんどん更新されていく。
ゴッホと出会わせてくれた、東京という場所での巡り合わせは、変化を受信し続ける。そんな気がした。
written by みんちゃん