27歳の東京OLが、学生になって気づいたこと
私は今年の2月まで、東京で学生ライフを送っていた。
でも大学に通っていないし、専門学生だったわけでもない。
去年までは、10年間社会人として企業に勤め働いてきた。
そんな私が、27歳でなぜ東京の学生に?
それは“東京”という、無限に選択肢がある場所だからこそ、20代の最後にやりたいことへ挑戦をしてみたいと思ったから。
東京の学生になりたい
仕事を辞めたのは去年、これからについて真剣に悩んでいた時期に、たまたまハローワークで好きな学校に通えるプログラムを見つけた。
色々なコースがあり、花屋コースや製菓の学校、今流行っているプログラミングや簿記などが、すべて教材費だけで勉強できるというもの。(学費はかからない)
東京には、かなりの数の仕事がある。
せっかく東京に来たのなら、一生続けたいと思える仕事をしたい!年齢的にこれが最後のチャンスになるだろうと思い、申し込みをした。
それから、しばらく経ち1通の封筒が届く。そーっと開けてみると、【合格】と書かれた紙がはいっていて、ガッツポーズをした。
来月から東京の学生になるんだ~!これから始まる学生生活への楽しみにしながら、入学までを過ごした。
東京の学生へ
入学式当日。
「クラスになじめるかな~」と期待と不安で登校すると、すでにたくさんの同級生が集っていて座っていた。
空いている席をみつけて座ると、アジアンビューティーな女の子が隣に。思い切って「ハロー」と話しかけると、悠長な日本語で「こんにちは」とかえってきたので、頬が赤くなった。
それから1か月して、クラスの懇親会が開かれることに。クラスメイト29人が出席する大懇親会になった(異例の出席率らしいby先生)。
懇親会
私は東京に来てから10年経つけれども、すぐ働いたので東京で学生生活を経験したことがなく、かなり懇親会を楽しみにしていた。
当日、学校帰りに懇親会の会場まで、大移動。なつかしい、集団下校のよう。
そこから、買い出し組と、セッティング組に分かれて準備開始。私は買い出しチーム配属だったので、フルーツ・ピザ・お菓子・焼き鳥・お酒など、構成を考えて購入し、部屋に戻った。
うちの学校では校長がかなりの、お・も・て・な・し好きなので、戻るとパスタやソーセージ、お酒などがテーブルに用意されていた。校長、さすが
。
みんなでグラスもって、「カンパ~イ」
乾杯したときは気持ちがよく、これが人生の夏休みと言われる大学生活か~と頭の中で、疑似体験をしていた。
そこから、友だちや先生と会話が弾み、あっという間に21時。最後は8人くらいの生徒が残った。
パーリーナイト!!!!
ここからは、オトナの時間。
お酒もイイ感じに回ってきたところで、誰かが巨大スクリーンにYouTubeを流し始めた。
チョイスした動画は「ラブマシーン」や「さくらんぼ」「大声ダイヤモンド」など、私たち世代なら誰もが「せーの」で歌えるようなミュージックばかり!!こんな、DJの選曲に踊らずにはいられない!(校長先生は授業のため、学校に戻った)
全員で、大合唱&ダンスパーティースタート!勢いあまって、テレビに突進する子や、ワインを思いっきりぶちまける男子など、問題行動連発。内心これが、大学生のノリなのかと感心した。(感心するポイントじゃない)
20曲ぐらい踊ったところで、そろそろ先生帰って来るんじゃない?という空気になり、急いで片付け、学校に戻った。
鍵を渡すと「なにしていたの?」と先生に言われたので、「今日授業でやったことについて復習してました!」と答えといた。
学生生活
社会に出てから学生に戻るなんて、もうないと思っていた。けれども東京には働きながら学校に通っている社会人や、私のように退職後に学生になる人など、たくさんの選択肢がある。
キャリアが途中で途絶えるのはこわい、けれども自分が進みたい道を決めると背中を押してくれる、東京はそんな場所だと実感している。
written by みんちゃん