幸せな店舗訪問・ベビーカー試乗の手引
ベビーカー販売員への質問と裏にある本音
ベビーカー選びが初心者の人は、たくさん売り場の販売員さんへ質問するかもしれない。
売り場の販売員さんも、すべてのお客さんが買う気持ちのある客だとは思ってはいないだろうけれど、基本的にはお客様をサポートしたいという気概に溢れているはずだ。
ただ、時代は移ろいでいる。
情報通のママたちは店舗を訪れる前に脳内整理が仕上がっている人が多い。
販売員並みの、いやそれ以上にトレンドに詳しく、メーカーを横断した比較・検証記事にも触れており、知識が豊富だ。
この記事の最初では初心者も情報通も含めて、売り場の販売員へ質問する《客側の心理》にフォーカスして本音とタテマエに触れてほしいと思う。
店舗で交わされる質問とその裏側をとくとご覧あれ。
ベビーカー販売員さんとの会話・質問例:
ちょっと見てるだけです~
試させもらっていいですか?
何がオススメですか?
ちょっと外で試すこととかできますか?
今何か安くなるキャンペーンとか開催されていますか?
何が1番売れてますか?
リニューアルされる予定とかないですよね?
オススメのブランドは何ですか?
畳み方やトラベルシステム取り付け方を実際に見せてください
家族と話してからまた来ます
と結構手厳しい。
中級者以上にとっての店舗で買うメリット
ベビーカーも2台目、3台目になってくると店員さん顔負けの知識量になってくる。
ママ友の情報ネットワークは鋭くて深い。
知識が溜まっていく。
そして時に販売員さんの知識量すら凌駕する。
そんな中級者以上の質問内容は当然当たり障りのないものにはならない。
傾向としては先のとおり、
実際の動作を確認させて
私迷っているけど実際的な知識でナビゲートして
いまここで買う楽しさ・メリットはなにかないの
言いかえると、
買わないかもしれないけど試させて
コンシェルジュとしてプロの知識量みせて(私が見過ごしているようなことに気づかせて)
ネットで買うよりもお得なイベントないの?(いまここで買うべき理由は?)
である。
厳しいな!と思われるかもしれない。
でも、当たり前だけどベビーカーって安くはない。
哺乳瓶みたいに簡単に買い直せるものではない。
そんなに軽く決心なんてできやしない。
ベビーカーといえど、カーはカーである。
レクサスのディーラーのようにお茶菓子とコーヒーが出てくることまでは期待されないが、せめて接客してくれる人はプロであって欲しいと願われる。
以上の人のことを指す。
他社ライバルブランド、商品についても見識豊富で、
大きいお腹でわざわざ訪問してくれた客を気遣い、
いかに公平な視点で接客にのぞんでくれているか。
でも、
販売員さんにだって
店舗にだって
時間とリソースは有限であり
そんな他社情報にまで目を光らせてはいられない。
いまやカタログ情報だけでは客の要望には応えきれず、体感をもってのリアルな感想を求められることも多いだろう。
市場のメジャーなベビーカーをすべて検証し尽くした体験と知識をもって売り場に望めるような準備はなかなか難しいし、販売員の個人の裁量をはるかに越えた期待である。
しかし、こんな私のようなベビーカーブロガーも巷には散見され、それがまた購入相談に応じている様子も垣間見えるもんだから、その道のプロとしての販売員さんの知識量に対しても否が応でも期待が高まるのであろう。
でも覚えておいて。
店舗は「試せる場」
操作方法について丁寧に「解説してくれる場」
までが本来だから。
それ以上のコンサルテーションはやっぱり望んじゃいけないんだよね。
それ完全に別枠のサービスだわ。
だから私としては、ベビーカー販売店舗へはその価値を最大化するために、コンサル要素を除いた以下のような事前の工夫をすると良いと考えている。
試したいベビーカーを最高の環境で試せるように
試したいベビーカーの店頭展示在庫があるか事前に店舗へ電話で確認する
性能チェックのために屋外で半径100m程度の走行テストが可能か聞く
その場ですぐに買わない可能性があるなら事前に伝えておく
実際に試しても買わなかった場合は店舗の中で一番安いものでいいから買う(売上貢献して帰る)
つまり、
相当な知識量を自認しているなら、自分の決断を支えてもらう相談相手に乗ってもらうことよりも、
最高のドライブテストが得られるように
事前の交渉と
店舗への誠意をもって
うまく付き合っていくのがいいかと思う。
いずれ更に時代が進化して、
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