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成長しているのか分からない中でどう継続するか

陸上競技 というのは結果が数字に表れます。
だからこそ 数字を気にして、数字を追い求めていきます。

トレーニング方法には絶対的な正解というものはありません。例えば、この30km走を1km 4分のペースで走り切ったら、マラソンタイムが30秒縮まるようになる。そのようなものはありません。

速くなったとしてもどのトレーニングに効果があったのか、速くなれなかったとしてもどのトレーニングが良くなかったのかは分かりません。

統計を大切にする

トレーニングの柱は、統計によって組み立てています。4万人のランナーの種目間(例えば5000mとマラソン)の相関関係、8000人のランナーのトレーニング アンケートからの傾向分析、練習会に参加している方々の トレーニングと結果の相関関係など、毎年・毎月・毎週意識をして トレーニングを計画しています。

マラソン前月のインターバル回数も大切

経験を参考にする

もちろん 統計だけで組み立てているわけではありません。柱にしているだけであり、実際にはそこに経験によるアレンジがされています。

理由は統計の母体の偏りです。
例えば 4万人はランナーが全員 20代だったらどうでしょうか。その統計をもとに50代のランナーが同じことをしても成功率が高いとは言い難いです。それだけではなく、統計データが不足している場合もありますので、経験によるアレンジをしています。

新しい練習会。経験から効果を期待

成長しているかどうかわからない

私自身 トレーニングを行っていて成長しているかどうかわからないこともあります。特にこの夏の時期というのは 一番分かりません。暑さによって トレーニングの記録も出ません。

夏場は過酷な環境であることを数字が表しています

そういった 局面で大切なことは、強くなっていることを信じてトレーニングを継続して積み上げていくことです。

これができなければ成功率はゼロに等しいです。
一方で継続していれば成功率は0〜100の間に入ってきます。トレーニングの内容が非常に悪ければ成功率はゼロかもしれませんが、そのようなことはほぼありません。

記録会や大会に出場する時の怖さ

自分のトレーニングの答え合わせになることが怖いのです。成功率が0〜100の間のどこにあったのかが分かってしまいます。

怖いと思えるということは、トレーニングを継続してることの裏返しです。トレーニングが継続できていなければ、自分は失敗するということがわかっていますので怖くも何もありません。ただ走って「あーやっぱり走れなかった」と思うだけです。

パリパラリンピックの前も怖かった

9月16日の記録会はお互いに怖かった

選手にも怖さがありましたし、私にも怖さがありました。それこそがトレーニングが順調にできている証拠です。

「記録が出るはずだ」「良い走りができるはずだ」

心の中でそう思っているから、怖さが生まれました。

夏もとても頑張っていました
私も日々走り込みました

一緒に粘り強く継続していきたい

夏でも走り込む、雨でも走り込む、積み上げることを継続していれば成功率は確実に上がっていきます。闇雲に走るのではなく、統計も大切にし、経験で内容を補正し、トレーニングを継続して積み上げていきます。

時には故障する時もあると思います。その時でも腐ることなく もう一度走り始めるための準備を行っていきます。私も 年単位で故障していたことがありました。ゆっくりとゆっくりとしか走れませんが それでも 有酸素運動を継続していました。

その結果、故障が消えてから約1年後に、10年ぶりのマラソン2時間30分切りを 達成することができました。


まだ伸びる。次は更に上を!

その時々で成長することが感じることができれば良いのですが、そう簡単に感じることはできないかもしれません。それは自分一人ではなく 周りのランナーも同じであり、一緒に強くなったらいいな、なるかな、強くなるに違いない、強くなろうと思いながらこの秋も走りたいと思っています!

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『マラソン完走クラブに関わる全ての方の目標達成を後押ししたい!』 トレーニングに対する考え方、メニュ…

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