強度と疲労と効果のバランス
トレーニングを計画する際に、強度と疲労と効果のバランスを考えています。
強度が高ければ、高い効果を得ることができるとは限りません。得たい効果から逆算して、強度(トレーニング内容)を調整しています。
このときにポイントとなるのが、疲労です。
走れば、身体は疲労します。そして、その強度が高ければ、疲労は大きくなります。
疲労と効果は比例しない
強化のコツであり、最も重要な考えだと思っています。もし疲労と効果が比例するのであれば、トレーニングは簡単です。毎日タイムトライアル、とにかく全力を尽くすだけです。
しかし、それは難しいので、世界のトップ選手も私達も強度が低いトレーニングや休養日を組み込んでいます。
タイムトライアル・全力が効率が悪いかと言うと、そうとも言えません。その中でしか得られない効果があるので、トレーニング状況などから実施をお勧めすることはよくあります。
若手選手のペース走は設定を下げました
11月のレースに向けて、トレーニングを計画しています。今週のトレーニング内容を相談する中で、ペース走の設定を選手本人の意向から下げて実施することとしました。
意欲の面でも、走力の面でも、設定を変更しなくても実施できるのですが、効果と疲労とのバランスを考えた時に下げた方が期待値が上がるためです。
設定の下げ方
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