『生きるように働く』を読んで感じたこと
こんにちは。tokuyukaです。
前に行きつけのカフェで見つけた本を買って読んでみたので、気づいたことを書いておきたいと思います。
買った本は、ナカムラケンタさんの『生きるように働く』です。
タイトルもとても魅力的でしたが、何より帯に書かれている『自分の時間を生きていたい。』というフレーズにとても共感してしまいました。
著者のナカムラさんは、毎月10万人が閲覧する、求人サイト「日本仕事百貨」を運営されています。そのほかにも、いろいろな生き方・働き方に出会える「リトルトーキョー」の運営や、いろいろな生き方をしている人をゲストに呼んで会話ができる「しごとバー」でのイベント企画、だれもが自分の映画館をつくれる「popcorn」の立ち上げに尽力されています。
私はこの本を読んで、初めてこのような求人サイトがあることを知りました。
本を読んだ上で日本仕事百貨のサイトを見た瞬間、大手や地元の求人サイトとは全く違う、目の前がぱぁっと明るくなるような、今まで感じたことのない感覚を味わいました。
それと同時にこれから仕事を探すことがわくわくするような前向きな気持ちになりました。
それは、ナカムラさんが求人掲載する企業の代表者の方と会って、直接話を聞き、時間をかけてその会社のいいところや大変なところをありのまま伝えるというスタイルが、多くの求職者が一番知りたいことであり、興味がわくところであり、自分の生きる感覚に合っているかどうかを判断するための貴重な情報になるからです。
私は飽きやすかったり興味関心がいろいろ出てくることもあって、できるだけいろんな仕事を体験してみたいという気持ちがあります。
次に仕事を探す場合は必ず会社訪問や仕事体験(インターン)をお願いしたいと思っているところだったので、実際に会社訪問をして求人内容や求人に合う人物像などが想像できるというのはとてもメリットが大きいと思います。
よく、就職や転職は実際入ってみないと分からないといわれますが、合わなかった場合の精神的ショックは半端ないものだと思います。働くモチベーションだって落ちてしまいます。
このようなことはできるだけ避けたいと思ってしまう私のような人にはぴったりの求人サイトです。
本書は、この日本仕事百貨ができる前から、サービス立ち上げの様子、軌道に乗り始めてどんどんインタビューしていく様子などが綴られています。
その中で一番驚いたのが、ナカムラさんが沖縄に訪れたときのことが書かれていたことです。
この本でまさか私の地元のことが書かれているとは思ってもみませんでした。
ついつい訪れてしまう場所がある。いつもの人たちがいるバー。なぜか隣の人と会話がはじまる居酒屋。久しぶりでも温かく迎えてくれる宿。そのひとつが沖縄・那覇にある「月光荘」というゲストハウス。(P160)
このような文章で始まる沖縄の話。
那覇に「月光荘」というゲストハウスがあることすら知りませんでした。
読み進めていくと、とても沖縄ならではという雰囲気の話で、人の温かさを感じるとてもいい話でした。
那覇は住んでいるところから近いほうなので、私も「月光荘」を探して訪ねてみたくなりました。
ナカムラさんは日本仕事百貨のほかにもいろいろな事業を手掛けられており、そのどれもが人とのかかわりを重視したものばかりです。
人が集まるところにさまざまなアイディアやチャンス、やすらぎが生まれるんですよね。
私は正直、人と関わるのが苦手で、打ち解けるまでに時間がかかるのが残念だと感じてしまうのですが、本書を読み終わった後はもっと積極的にかかわってみたいと思えるようになりました。
これは自分でいうのもなんですが、かなりの心境の変化です。
この本に出会えて本当によかったです。
みなさんもぜひ、読んでみてください(^^♪