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【MTGアリーナ】ゴブリン頑強を1年間回した話【ヒストリックBo1】その⑨

はじめに

そろそろ今月もラダーが終わりますね。お疲れさまでした。
以下の通り6月は#40~50あたりでフィニッシュしそうです。
MH3で環境は変わりましたがデッキは相変わらずのゴブリン頑強です。
リストも特に変えていません。
今回も環境の主要デッキについて簡単に解説していきたいと思います。

MH3リリース前と後とで環境は激変。メタゲームはリセットされ#20台から弾き出されました

モダンホライゾン3の影響について

環境への影響ですがヒストリックについては一部を除いてほぼ全てのカードが使用できることから今回は既存のデッキの強化よりも新しいデッキが複数誕生していますので、まずは順番に紹介したいと思います。
とはいえフェッチランドが使えない以外はモダンのような環境なので現在開催中のプロツアーでも見られるデッキも多いです。
ナドゥとストームはパーツが足りないためほぼエネルギー系のデッキとなります。

新アーキタイプと既存デッキ強化について

ここではいくつかヒストリックBo1で遭遇したデッキを紹介します。

ボロスエネルギー

現在プロツアーでも活躍しているボロスエネルギーですね。
対後手となると3ターン目とは思えない光景が広がっていることが多いです。
「魂の導き手」によるエネルギーとライフゲイン、サイズアップと飛行付与
「オセロットの群れ」による横並びとシナジー
「ナカティルの最下層民、アジャニ」はボードアドとPWの多角的な攻め
「色めき立つ猛竜」のカード&ボードアドバンテージ
「不安定な護符」はシナジーで継続的なアドバンテージとダメージ
「電気放出」はインスタントの柔軟な除去
「静牢」という軽い万能除去

枚挙にいとまがありませんが他にも「溌剌の牧羊犬、フィリア」など脇を固めるカードも多いです。
唯一モダンとの違いとしてヒストリックはフェッチランドがないのでBO1にはあまり「火の怒りのタイタン、フレージ」は見かけません。
Bo3だと「虹色の眺望」とセットで採用されることが多くなると思います。

確かにヒストリックBo1ではさすがにソーサリータイミングの稲妻のらせんは遅く隙が大きいと思います。
採用しない場合は「夢の巣のルールス」を相棒にできるメリットもありますね。
採用されていないケースもありますが、個人的にBo1であれば同型に強く、相手のエネルギー獲得を阻害し、アジャニの変身の助けにもなる「ゴブリンの砲撃」の採用は必須だと考えています。

モダンなやつら

マルドゥエネルギー

上記ボロスエネルギーに黒要素として「マルコフ家のソリン」が追加されたタイプです。上記よりライフゲインに寄せ、変身後のマイナス能力でフィニッシュします。
除去、ハンデスなどの利点はありますがボロスの方が安定している印象です。

比較するとアジャニが強すぎる

祈りコンボ

こちらのエネルギー関連ですがヒストリックフォーマット特有のデッキとなります。キーカードは「原初の祈り」でこれと「魂の導き手」と「シガルダ教の福音者」がそろうとコンボスタートです。
無限に「シガルダ教の福音者」が並ぶのでタッパーも兼ね、瞬速ももつためターンをまたいでもインスタントタイミングでの介入しか許しません。
「護衛募集員」でクリーチャー2種はサーチできますが、「原初の祈り」がないと成立しないため安定感は少し難ありだと思います。

デジタルならではを味わうには1番ですが、除去1枚で止まります。

アゾリウスコントロール(エネルギー)

ヒストリックBo1についてはジェスカイ型はあまり遭遇しません。メタの都合だと思いますがアゾリウス型がほとんどで、「一時的封鎖」がメインから搭載されており、これと「現実の断片化」「神聖な粛清」などで時間を稼いだ後、「空の怒り」で流して蓋といった構成が多かったです。
このデッキについては明確にボロスエネルギーメタで狩りにきています。
とはいえ他のアグロ・コンボ系にも全除去と打ち消しでパーミッション系が今ほとんど環境にないため、序盤さえ耐えれば先に心が折れます。

現実の断片化も神聖な粛清も最終的にはアド損ですが中盤以降はコントロールが勝ちます

出産の儀(サムワイズ・フード)

数はあまり多くありませんでしたが、「大釜の使い魔」、「サムワイズ・ギャムジー」とサクリ台(「悲哀の徘徊者」or「バルトロメ・デル・プレシディオ」等)によるコンボデッキです。
「大釜の使い魔」や「若き狼」などであまりアド損しないクリーチャーからコンボパーツを探しに行きます。
ヨーグモス医院とハイブリッドタイプとも遭遇しました。

3枚コンボですが猫は墓地からでも良いのは利点

緑単信心

緑単信心は唯一「ロナスの狂信者」が採用されている状態です。とはいえランプというより「ギルドパクトの力戦」採用のコンボチックな方がBo1はほとんどですね。「偉大なる存在の探索」まで採用して初速に全振りになっているのもボロスエネルギーの影響だと思います。

偉大なる存在の探索は占術1がえらい

現在のメタについて

言うまでもなくボロスエネルギーが環境トップです。
キルターンはあまり変わらないですが、盤面はほぼ3ターン目でほぼ完結しているので、環境はMH3前よりさらに前に寄っています。
基本的に20点を削るゲームではなくなるので、アグロ系についてはほぼ同型以外息をしていない状態だと思われます。
盤面への干渉は影響ないもしくはインスタント除去が関係ないコンボデッキであればなんとか対応できるかなという感じですね。
ボロス側も「マナ税収」や「一時の猶予」のメイン採用型も見られたりします。この辺りはBo1ならではですね。

ゴブリン頑強としては正直やりづらいの一言です。ラクドスヴァンパイアのときにも思いましたが「ゴブリンの砲撃」が対面にあると基本的にコンボが成立しません。
フルアタック後も「オセロットの群れ」のトークンが立っているので、返しのフルパンでも削り切れないことも多く、勝ちパターンの一つが無くなっているのも痛いところです。
「静牢」でメインから置物対策をされているのも悩ましいです。
ボロスエネルギー対策のあおりを受ける構成なので7月ラダーは気が重いですね。

おわりに

今回もご覧いただきありがとうございました。
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