賃貸でアース線接続する方法
前回、アース線についての概要を書きましたが、今回は実際に自宅内(賃貸)にアース線を配線して、パソコンやアンプなどをアース線に接続させてみます。
↑前回の記事
もはや意地みたいな。
配線設計
うちの間取りは以下のようになっています。(適当)
冷蔵庫の横にアース線を接続するための端子があるので、アース線の接続を要する電子レンジを経由してPC(パソコン)机までアース線を張り巡らせます。
大体20mくらいの配線となります。
用意したもの
全部amazonで買いました。アース線は何でもいいのですが、単線の方が扱いやすいです。より線だと接続の際、圧着が必要になったりしますが、一般家庭だと圧着工具とかないのでそこで詰んでしまいます。
パソコン周りではいくつかアース線に接続する機器があるので端子台を使って複数の機器を1つのアースに簡単に接続できるようにします。
ちなみに5mが冷蔵庫〜電子レンジ、50mが電子レンジ〜PC机です。
・アース線5m(より線) + 50m(単線)
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N0L6BVP?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1
・端子台+ショートバー
配線工程
まずは冷蔵庫横のアース端子にアース線を接続します。
これは製品の先がU字型になっていて、ねじ止めするだけなので工具不要です。
そこから電子レンジまでアース線を伸ばします。なるべる壁沿いを配線し目立たないようにします。
たまたまリングスリーブが余っていたので電子レンジから伸びているアース線と冷蔵庫脇から伸ばしてきたアース線をリングスリーブで接続しました。一般家庭にはリングスリーブ余ってないと思うので臨機応変に対応すればいいと思いますが、手よりはやめたほうがいいです。
その後の絶縁もしっかりと。
これで電子レンジのアース線を接続することに成功しました!!
次に電子レンジからパソコン机まで伸ばします。
電子レンジのアース線はネジで止まっていたので、単線のアース線で輪を作ってねじ止めしてしまおうと思います。電気工事士の試験受けた経験のある人ならばおなじみの輪です。これで、もともと電子レンジについていたアース線と購入したアース線を1つのネジで止めてしまいます。
パソコン机まで配線しようとしてちょっと余裕もってアース線を切ったつもりだったのですが、結構ギリギリになってしまいました。配線をする際はしっかりと長さをみましょう。50mも買ったんだから多少無駄が出てもよかったのに。
ここで端子台の登場です。
端子台にショートバー(上図の赤い部分。端子台の全部を接続してしまう裏技的な器具)を使って端子全てを接続し、その1つに電子レンジから伸ばしてきた線をつなぎます。単線なのでただ被覆を向いてねじ止めしただけです。
机の周りでアース線の接続が必要なのは、パソコン2台、ディスプレイ、アンプがあったのですが、うち1台のパソコンは机の上で電源を抜き差ししたかったので上図の端子台を2個作って机の下と上で接続できるようにしました。
配線した場所はそのままだと見た目が良くないのと、子供がケーブル引っ張ったりするのでモールを使って隠します。
両面テープがついているのですが、賃貸住宅で両面テープを壁や床に貼るのに抵抗がある場合はテープつけなくてもいいです。テープつけなくても思いの外まとまります。
下図がモールつけた写真ですが、めちゃくちゃ適当です。床は両面テープ貼らずにただ置いてあるだけです。壁はどうせここ出る時壁紙変えるからいいかなと思って両面テープで貼っています。
それにしても汚い。写真撮る前に掃除すればよかった。
一応電圧を測って、コンセントの接地側(コンセントの穴の大きい方、もしかしたらWと書いてある)とアース端子で電圧がないこと、コンセントの電圧側(コンセントの穴の小さい方)とアース端子で電圧が出ていることを確認。
あとは端子台とパソコン等から伸びているアース線を繋ぐだけです。
若干パソコンのアース端子が端子台よりも大きかったですが、ねじ止めは問題なくできました。
まとめ
この記事読むだけでは再現できないかもしれませんが、技術的に難しいところは特にありません。あとはやる気と工具です。
そしてこの配線をしてよかったことは特にありません。
アンプの音質がクリアになったとか、私のポンコツ耳では違いがわかりません。
アース線めっちゃ余った。どうしよう。
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