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北朝鮮のミサイル発射の件

北朝鮮のミサイル発射の件ですが、その迎撃網の構築に関する予算確保と「反撃(敵基地攻撃)能力」の議論が再燃することは間違いありません。 

そのことは憲法改正においても「専守防衛」という建前をうち破る必要性の議論を活性化させることになり、9条改憲の議論に影響を及ぼすことは間違いありません。
僕は、日弁連の憲法委員会のメンバーです。共産党を含めた護憲派は、今回のミサイル発射に対し、改憲議論の活性化に繋がりかねないという観点から非常に高い警戒感を抱いています。   

その意味で明日の憲法審査会に対する弁護士会の注目度は高いものがあります。委員会では当番制で監視体制を敷いており、僕も明日の当番の一人として、そこでの議論状況について速報を書くことになっていますが、どうやら明日の審査会は延期になりそうなのでほっとしています。  

ところで、「なぜ北朝鮮はミサイルをこの時期に突然発射したのか」ですが、僕の見るところ、ロシアに対するアピールです。今、ロシアはウクライナ戦争で使う砲弾が枯渇してしまって悲しいことに北朝鮮に買い付けにきているところです。ロシアとすれば、「これまでも守ってきてやったし、これからも庇護してやるから安く大量の砲弾を寄こせ」ですが、北朝鮮としては久々の稼ぎどきです。
相手の足元をみて高く吹っ掛けているところです。もう、統一教会からの多額の資金援助も期待できなくなってしまったので、金正恩としては、必死です。そこでミサイルを発射し、「どうや。うちの商品(ミサイル)は性能ええで。安くでは売れんで」とアピールしたわけです。 

北朝鮮は、このままではこの冬を越せるかどうかも分からない瀬戸際です。瀬戸際はロシアも同じです。日本での統一教会問題の沸騰は、北朝鮮に対する太い資金援助の道の一つを切ることになりました。統一教会も韓国の財閥ですが、今は重要な資金源であった日本信者からの献金もままならず、北朝鮮を助けるどころではなくなってきています。皮肉なことに統一教会に見放された北朝鮮の将来は極まっています。これは拉致問題解決に向けた新たな段階のカウントダウンです。   
安倍元総理の国葬問題は、統一教会問題を道連れにすることで、拉致問題の解決をようやく手繰り寄せたことになったのです。 

北朝鮮のミサイル発射の意図については昨日の文化人放送局のネット「撃論ムック」で、語っていますので、興味のある方は、ユーチューブで見てみて下さい。 

以上 


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