【ジュニアユース】高円宮杯 JFA 第35回全日本U-15サッカー選手権大会
12月16日(土)より群馬、大阪、山口にて高円宮杯 JFA 第35回全日本U-15サッカー選手権大会が開催されました。
前日に山口県へ移動し前日トレーニングを行いました。
今年初となる全国大会を前に少しふわふわした雰囲気もありましたが、徐々に集中力が高まり翌日に向けて良い準備ができました。
こういった経験も全国大会に出場したことによって得られたものであり、前日の心とからだの準備の難しさを実感したと思います。
16日(土)
徳島ヴォルティスジュニアユースの1回戦は、山口県維新百年記念公園ラグビー・サッカー場にて、九州第5代表となる日章学園中学校と対戦しました。
結果は3-3 PK7-6で勝利しました。
前半は、初戦の堅さは見られず、良い入りをしました。日章学園のハイプレス→ミドルブロックに対して、この1年間常に意識したトライアングル(パスラインの形成)と体の向きが特に良く、勇敢にボールを受け取りゴールへ迫ることができ、2得点を奪い2-0で前半を終える。
後半は、徐々に日章学園のロングボールとセットプレーに対して押し込まれる時間が増えた。その中でも、GK、DFを中心に最後のところで体を張り防ぐも53分に失点。その後メンバーを交代し、再び自分達の時間を作りサイドを起点に69分に追加点。
これで流れを掴みかけたが、日章学園のテンポの早い縦への攻撃に対してアップダウンが激しい展開になると、フィジカル能力で勝り、粘り強い日章学園のプレーに押し込まれ75分、80分と失点し3-3で試合終了。
即PKのため、徳島ヴォルティスの先行でおこなわれました。2本目までお互い成功し、徳島の3人目では一度はGKのセーブに阻まれるもラインを越えたとして蹴り直し。2本目は成功となります。徳島はこのまま7人目まで成功し日章学園の7人目のシュートがバーに当たり7-6で勝利しました。
ゲームを自分たちでコントロールすることが失点を防いでいくためには重要であると痛感する試合となりました。ただ、試合終了間際に追い付かれたあとのPK戦でミスなく決め続け勝ちきれたことは良い経験となりました。
17日(日)
2回戦は、清水エスパルスを破り勝ち上がった鹿島アントラーズと山口県維新みらいふスタジアムで対戦しました。前日よりも気温がグッと下がり雪の降る中での試合となりました。
結果は、1-10で敗れベスト16で大会を終えました。
試合序盤は、雪でグラウンドとボールが滑るのに慣れずミスもありましたが、前日同様に勇敢にボールを受け、前進することを目指しました。
結果だけを見れば大敗です。しかし、強度の高い鹿島の守備に対しても、トライアングルを意識したパスラインを形成し果敢にトライを繰り返し続けました。
守備においてもラインを押し上げ、前線からハイプレッシングを続ける。
それでも差はあり、攻撃においてはパスとコントロールの質の高さとゴール前でのクオリティーと迫力、守備では予測の早さと正確性、更には対人守備では距離が近いなど高いレベルを体感。
ただ、前述した通りトライした中で要所ではプレーモデルを体現しました。
今後アカデミーがより高いレベルに行くために、要所で良いプレーしたものを平均にしていくこと、フィジカル能力の向上はもちろんのことそれを上回る技術と戦術の向上が必要であると感じた試合となった。
3年生は中学でのサッカーを引退し、それぞれの進路に進みますが、この辛い経験が今後も続く人生の良かった経験の一つに変えていって欲しいと思います。
現地や様々なところでアカデミーへの応援を頂きありがとうございました。
また、今後とも応援をしていただければと思います。我々アカデミーも、徳島ヴォルティスの一員として成長していきたいと思います。