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【プレビュー】第29節 清水エスパルス戦に向けて

第31節の大分トリニータ戦は、20周年記念試合の2試合目としておこなわれ、アニバーサリーイヤーにふさわしいイベントが多く開催された。来場者先着10,000名様にクラブ設立20周年の記念として制作した「20周年記念Tシャツ」をプレゼント、試合の入場前とハーフタイムにはクラブ史上初めてとなる、ムービングライトを使用した光の演出「20th ANNIVERSARY LIGHT SHOW!」の開催。
いつものスタジアムとは違う雰囲気に包まれた。

開始早々に試合が動く。1分、キックオフから相手陣地に押し込み、山口 竜弥選手のクロスに渡 大生選手が強引にシュート。GKにはじかれるも、柿谷 曜一朗選手が拾い、再び渡選手へ。渡選手のシュートはゴールポスト、そし相手GKにあたりゴールへ吸い込まれる。徳島ヴォルティスにとってはJ2通算900得点、そしてホーム通算500得点目の記念の記録となった。
そこからさらに、ヴォルティスが畳みかける。3分、右サイド、児玉 駿斗選手のパスを受けたエウシーニョ選手が中に切り込み、左足を振り抜く。ゴールネットを揺らし、開始早々で2点差に。

そして23分にはエウシーニョ選手のクロスに、鹿沼 直生選手が泥臭く押し込み、3点差に。理想的な形でハーフタイムを迎える。
後半立ち上がりに失点は許したものの、後半はその1点で抑え、3-1で勝利を収めた。
試合後、加入後初得点を挙げた鹿沼選手は「3点取るまではいい試合ができましたが、3点取った後の内容を見れば改善しなければいけない点が多いと思います」と課題をあげたが「前半は特に高い位置を取って、柿谷選手と上手くポジションチャンジをしながらチームとして上手くボールを循環させることができていました。その中でいいポジションに入ることができました」と得点シーンを振り返った。

一戦必勝で挑んでいるヴォルティスにとって、大分戦の結果は自信に繋がる試合になったに違いない。そして次戦は、中3日で迎える9月18日(水)のミッドウィーク開催。チームは9月16日(月・祝)と17日(火)の2日間で準備を進めた。
当初は、8月31日(土)に実施される予定だった第29節清水エスパルス戦。台風のため中止となり、9月18日(水)の開催となった。

勝ち点65で現在2位につける清水エスパルス。56得点はリーグ1位、乾 貴士選手、権田 修一選手、カルリーニョス ジュニオ選手ら個人の能力が高い選手が揃う。増田 功作監督は「清水は強いし個の力も高いですけど、あまり(相手に)引っ張られずに自分たちがやるべきことを徹底したいと思います」とこの試合のポイントを挙げた。相手どうこうではなく、自分たちがこれまで積み上げてきた自信を胸に、自分たちのサッカーを貫いていきたい。

「まずは(清水戦を)ホームでできるところが僕らにとって最大のアドバンテージだと思います。前節も1万人を超えるサポーターが駆けつけてくれて、ああいう雰囲気の中で試合ができると相手としてはやりにくいですし、僕らは勇気づけられます。そういう空気が清水戦でも自分たちには作れると思います。サポーターと選手の思いが重なって勝点3がとれればいいなと思います。」(岩尾 憲選手)

清水戦を終えると残り7試合。ホーム戦は9月22日(日・祝)のいわきFC戦を含めて3試合。一戦必勝で迎えているとはいえ、今後の未来を切り拓くために、このホーム3連戦の重要性を理解しピッチに立ちます。
大分戦で、全員で作り出したあの雰囲気で、清水戦に挑みましょう。
平日のナイトゲームとなりますが、ぜひポカリスエットスタジアムで共に戦いましょう。試合情報はこちら

清水戦は徳島市民デー、徳島市に在住・在学の小中高生を無料でご招待。また、徳島市にお住まいの大人の方を優待料金でご案内いたします。
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