【プレビュー】天皇杯3回戦・神戸戦に向けて
リーグ第23節甲府戦ではアウェイの地で逆転勝利。勝ち点3を掴み取った。前半、甲府の左サイドを起点に攻撃を組み立てられ、39分に左サイドのクロスから失点を許した。
ハーフタイムでメンバーチェンジと立ち位置を少し変更し、修正を図った。57分、積極的なプレスから相手のパスミスを誘い、最後は途中出場の坪井 清志郎選手が冷静にゴールへ流し込み、同点に。
その10分後には、左サイドのクロスをブラウン ノア 賢信選手が合わせ逆転。第22節長崎戦と同じような展開になり、長崎戦では同点を許したヴォルティスだったが、この試合は違った。
セットプレーを含めた相手の反撃に対して、全員で守り切った。そして、90+8分に坪井選手がダメ押し点で3-1。「チームを勝たせるためにはもう一点必要だと思っていました。最後の最後でもう1点取ることができてよかったと思います。」と坪井選手。
この試合では、自分たちの成長を実感する勝利となった。
中3日で迎える、天皇杯・3回戦、ヴィッセル神戸戦。昨シーズンのJ1リーグチャンピオンを鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムに迎え撃つ。増田 功作監督は「本当にタフな戦いになると思います。個で勝負できる選手の数が絶対的に多いので、そこが一番難しいところです」と相手の個人能力の高さに警戒した。自分たちの成長のためには絶好の相手。全力で立ち向かいたい。
坪井選手は、約2か月間、リーグ戦のメンバー入りができなかった。しかし、チャンスが巡ってくるとリーグ戦直近3試合で4ゴールを奪う大活躍。メンバーに入らなくても自主練習などで常に成長を求めてきた。
「アピールの場という捉え方もしていますしチームの力になれるように頑張ります」と玄選手。連戦となる天皇杯・神戸戦では、リーグ戦にいつもはメンバー入りしていない選手にもおそらくチャンスがあるだろう。坪井選手の活躍の姿を見て、より一層、モチベーションが上がっているに違いない。あとはピッチで証明するだけだ。
なお、鈴木 輪太朗 イブラヒーム選手 、岩尾 憲選手、ターレス選手については、公式戦メンバーの登録期間の関係で7月14日(日)2024明治安田J2リーグ 第24節ベガルタ仙台戦以降可能となる。天皇杯3回戦は出場できない。彼らもこれまで、チームのために全力でトレーニングしてきた。メンバー入りはできないものの、もちろんファミリー。チーム一丸となって臨む。
この試合は18時30分キックオフとなります。お仕事終わりなど、ぜひスタジアムで応援よろしくお願いします。また、スカパー!でも放送されますのでそれぞれのスタイルで共に戦いましょう。