【プレビュー】第35節ホーム・藤枝MYFC戦に向けて
前節、10月6日(日)にアウェイでおこなわれたロアッソ熊本戦は、終了間際の劇的なゴールで勝ち点3を奪った。
この試合、先制を許したがカウンターから最後は児玉 駿斗選手が37分に同点ゴール。
ボールの握り合いとなり一進一退の攻防が後半は続く。そんな中、84分に柳澤亘選手が第14節のアウェイ・ファジアーノ岡山戦以来にピッチへ。
その彼が土壇場で大仕事をやってのけた。右サイドをインナーラップすると、ブラウン ノア 賢信 選手のパスからペナルティーエリアへ侵入。最後は切り返して相手ディフェンダーを振り切ると、倒れながら左足でシュート。ボールはゴールへ吸い込まれた。
今シーズンの開幕前に負傷でチームへの合流が遅れると、復帰戦となった岡山戦で右腓骨筋腱脱臼を負い、手術を伴う離脱となった。
そこからの復活劇。「今日の得点は報われたような気はしましたが、10分で1ゴールを決めただけなのでゴールは嬉しいですけど、まだまだ根本的な部分で力になれていないので、残り4試合で示せればいいなと思います」と現状に満足はしないものの、試合後の取材エリアでは笑顔を見せてくれた。
リーグ戦は1週間、中断期間を挟んだ。中断期間前のアウェイ戦では2-1で勝利し、貴重な勝ち点3を徳島に持ち帰った。
中断期間中の10月14日(月・祝)には、あすたむらんど徳島で「ファン感謝祭2024」がおこなわれた。スポーツの日、秋晴れとなり会場には3,200名のサポーターが集まった。
サイン会やトークショー、借り物競争などでピッチ上とは異なる表情の選手たちの姿を見ることができたのではないでしょうか。そして、チームも皆さまから直接パワーをもらい、今シーズンの残りの試合に向かっていく、とても有意義で素晴らしい時間となっただろう。
そして、今週末は約1ヶ月ぶりのホーム戦、藤枝MYFCを迎える。勝ち点46で11位につけ、ヴォルティスは勝ち点45で12位。この試合に勝利することで順位を上げることができる大切な試合だ。藤枝はチームの総得点36のうち15得点は矢村 健選手が奪い、現在得点ランキング3位につける。その他、昨シーズンの夏までヴォルティスに所属していた千葉 寛汰選手ら攻撃陣に特徴がある。
「立ち位置はあるものの中盤の梶川選手を含めて流動的に動いて、相手が食いついた時に矢村選手や千葉選手が背後や落ちてきて、2トップ気味になることが多いです。そこへのけん制とスペースをいかに埋めるかが重要になると思います」と増田 功作監督も警戒する。
前回対戦時はアウェイで第11節に対戦。ブラウン ノア選手のPKでの得点を守り切り、増田監督(※当時は暫定監督)体制初勝利となった。
「あの試合からチームの調子もよくなりましたし、個人としてもちょっとずつ調子が上がってきたので、またゴールを狙いたい」とブラウンノア選手。第30節レノファ山口FC戦以来のゴールを狙う。
今週末の藤枝戦はシンガーソングライターのHIPPYさんの来場や、高校生を中心とした徳島県内の学生たちが各校の特色を生かしたブースを展するスタジアム学園祭が開催されます。場内外で盛り上がりを見せるスタジアムでぜひ共に戦いましょう。
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当日、スペシャルライブで披露予定のHIPPY「君に捧げる応援歌」の一小節から
"戦い続ける君に捧ぐ 君へ届くように 全力注ぐ いつか辿り着く その時まで
歌い続けるよ 明日もずっと"
明日の試合に全力で相手に立ち向かい、90分後に笑い合おう。