【プレビュー】第31節大分トリニータ戦に向けて
前節・アウェイのレノファ山口FC戦は、全員で逆境を乗り越えて掴んだ勝利となった。一戦必勝で臨むヴォルティス、立ち上がりから相手コートで試合を進め、ペースを握る。28分、ゴールキックをブラウン ノア 賢信選手が競り、こぼれ球に反応した渡 大生選手。ペナルティエリア外で胸トラップから反転して左足を振り抜くと、ゴールへ吸い込まれた。ゴラッソが決まり、先制点を奪う。
ハーフタイムを迎え、53分に自陣でボールを奪うと、最後は抜け出したブラウンノア選手が倒されPKを獲得。自身で冷静に決め、2点リードを奪う。しかし直後の57分に、相手の抜け出しに対して青木 駿人選手がファウルをし、レッドカードで退場。数的不利の状態になってしまう。
82分にはクロスから失点を許してしまうが、9分のアディショナルタイムを含めて全員で守り切り、2-1で勝利を掴んだ。
加入後初スタメンとなった鹿沼 直生選手は「何が何でも勝点3を目指す状況だと思いました。チャンスは作られていましたが、最後の粘りでボール1個分外すことができたんじゃないかと思います。そういう部分ではチームの1つの成長になったんじゃないかと思います」と手応えを感じていた。
9月10日にクラブは設立20周年を迎えました。嬉しい時も苦しい時も、多くの方々に支えていただき迎えた20周年。皆さまのサポート、誠にありがとうございます。
その記念日に、尾上 瑠聖選手のトップチーム昇格会見が県立鳴門渦潮高校でおこなわれました。「僕がトップチームに昇格することで地元の人たちにも勇気を与えられると思いましたし、そこで活躍したいという想いが一番です」と意気込みを語った。ポカリスエットスタジアムのある鳴門市出身の若武者の活躍に期待したい。
チームは大分戦に向けて、9/10(火)から4日間で準備を進めた。18試合連続スタメン出場だった青木選手、ここまで26試合出場のブラウン ノア選手が大分戦で出場停止となるため、ここをチャンスと捉えアピールする選手たちが多く、強度の高い集中したトレーニングをおこなえた。
大分戦に向けて柿谷 曜一朗選手は「僕たちは相手がどうこうという場合ではなくて、自分達の目標のために相手がどういった状況であれ準備してきたことをやるだけです。相手がどう出てくるのかはわかりませんが、ホームで戦う以上、監督がいつも言っている自分達が隙を見せない、相手が嫌がることを徹底してやれば自分達にチャンスがたくさん転がってくるんじゃないかと思います」と自分たちに矢印を向けて進んでいく。一戦必勝。まずは目の前の相手から勝利を奪い、自分たちで未来を切り拓く。
第31節の大分戦は20周年記念試合として、先着10,000名様に20周年記念Tシャツのプレゼント。さらにスタジアム内にてクラブ史上初めてとなるムービングライトを使用した光の演出「20th ANNIVERSARY LIGHT SHOW!」を入場前とハーフタイムに実施します。
また、歴代の監督や選手、総勢29名のインタビューを収録している「20周年記念誌」を特設販売ブースで販売します。ぜひお立ち寄りください。
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