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【ユース】トップチーム宮崎キャンプへの練習参加

2025シーズンもトップチームの高知キャンプと宮崎キャンプにはユースから選手が練習参加しました。1/21(火)からおこなわれた宮崎キャンプには、DF宮村璃玖(みやむらりく、徳島市立高2年)、MF福田武玖(ふくたむく、鳴門渦潮高2年)、MF長村嶺央(ながむらねお、徳島商業高2年)が帯同し、宮村選手、福田選手は1/24(金)に開催されたセレッソ大阪との練習試合にも出場し有意義な経験を積みました。

福田武玖選手

今回参加した選手たちについて、同じくユースからキャンプに帯同した伊藤尊寛監督によると、宮村選手については「身体的に恵まれているのはストロングですが、ただ体格が良いだけでなく、技術的にも戦術的にも高水準のパフォーマンスを発揮できる選手です。普段は緊張していることを見ることも無かったので、トップチームの雰囲気の中で自分のプレーを発揮していることに成長を感じた。」と話をしてくれました。
昨年U-17日本代表にも選出経験がある福田選手については「技術の高さに加えて、物怖じしないメンタリティが目に留まる選手で、トップの選手と関わりを持って意見を言うことも出来ていた。プレー面はまだまだ精度を上げていかないといけないが、ボールを受けることを怖がらずに、何度もプレーが出来る特徴を出し、トップチームが取り組んでいる戦術的なところにもアジャストしながら自分の色を出せていた。」と、期待している点を含めて現状を捉えています。
また、キャンプ途中からの参加となった長村選手については「スピードのある仕掛けが特徴で、ゴール前で勝負できるところに期待していて、自分のプレーをたくさん出せるように取り組んで欲しい。」との期待を込めて話し、全体的なこととしては「(ユースの選手が)積極的にベテランの選手からも話を聞いている様子があり『今日はこんな話を聞けました』という報告もありました。トップの選手やスタッフと積極的に話をしているところが印象的で、非常に良い経験になりました。」と、キャンプでの様子も紹介してくれました。

宮村璃玖選手
長村嶺央選手

福田選手はキャンプに参加して「トップチームの信頼を得られるように、自分のアピールが出来たらと思ってプレーしました。自分の強みはメンタリティや技術だと思っています。(C大阪との練習試合は)出させてもらえる喜びがあり、トップの選手と一緒に試合が出来た中でもっと攻撃でボールを回すことをしたかった。」課題点や今後については「守備の強度はユースとは比べ物にならないほど強く感じました。球際を含めて、この強度のままのベースで自分はやっていきたいので、チームに持ち帰って結果を出せるようにしたい。」と話をします。
宮村選手は「1週間に渡ってプロの選手とサッカーだけではなく食事なども一緒に過ごす経験は、なかなか出来ないことなので充実していた。守備の強度が高くボールを奪われることがあったので、止めて蹴るところをもっと磨いて、次の練習参加の機会があれば、成長を見せたい。」と話し「山田選手や、青木選手からはビルドアップの時に遠くを意識して、ボランチの背中に落とすことを心掛けるようにとアドバイスをもらいました。食事や身体の面のことを聞くことも出来た。」とエピソードも紹介します。
途中からの参加となった長村選手は「急きょ行けることになって嬉しかった。ユースとは、パススピードや試合の流れ、フィジカルなど違ったことが多く、ユースに戻ってもこの強度でやっていきたい。自分の良さは裏抜けや対人プレーでの攻撃の時の1対1のところなので、積極的に仕掛けてシュートを打つことは出来た。」と、それぞれに自信になった部分や課題を見つけて、大きな経験になったようです。

福田武玖選手
宮村璃玖選手

大谷武文アカデミーダイレクターは「トップチームのキャンプにアカデミーから指導者と選手が参加できることは凄く意義のあることだと思っています。育成型クラブとして掲げている中で、シーズンの最初に擦り合わせをして取り組めることは凄く大事なことです。今回アカデミーから選手と指導者が参加して、伊藤監督と指導者目線で対話が出来て、実際に足りないところが見えたり、選手とユース監督とで同じことについて対話ができるのは凄く良い取り組みになります。課題だけでは無く通用する部分や良かった点もたくさんあるので、この経験を今後に活かしていきたい。」と、トップチームとの関わりやその意義を含めて話します。そして、ユースの選手達が学生であることから「学校からの理解や協力をいただいたおかげで、選手たちがこのようなことを経験できることも感謝しなくてはいけない」と、選手を育成する観点も大切にしています。

福田選手からは「(チームの目標は)プレミアリーグ昇格とプリンスリーグのW昇格が目標で、プレーでも声でも引っ張りたい。(キャンプは)守備の強度が高かったので、それを落とさないことと、トップチームでの経験をチームに還元したい。」宮村選手からは「W昇格のためには隙のないチームを作って行くということがあり、後ろからチームの士気を上げる声など練習から意識高くやっていきたい。」と、それぞれに力強い言葉を聞くことができました。今後のユースチーム・選手への応援もぜひよろしくお願いします。

また、最後に紹介として宮崎キャンプには徳島ヴォルティスユース出身で現在中京大学1年生のGK黒田開生選手、現在びわこ成蹊スポーツ大学2年生のGK湯浅礼生も練習生として参加し、トレーニングでは声を絶やさず積極的なプレーを見せていました。アカデミー出身の選手が様々なところで頑張っていることを感じることもできました。

徳島ヴォルティスユースの選手はトップチームへの昇格を目指すと同時に、自身の在籍するユースチームではプリンスリーグ優勝を目指して戦います。このキャンプで得た経験を自身の糧に、そしてユースチーム全体に還元して頑張っていきます。

大谷武文アカデミーダイレクター(右端)、伊藤尊寛ユース監督(左端)と3選手