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【海外事業】ドイツ・ニーダーザクセン州のハノーファー96スタッフと交流

11/3(金)から11/8(水)の6日間、徳島県とニーダーザクセン州の友好交流提携 15 周年事業として、ニーダーザクセン州ハノーファーを本拠地とするブンデスリーガ2部のハノーファー96 との交流をおこないました。

今年5月には徳島ヴォルティススタッフがハノーファーを訪問しましたが、今回はハノーファー96のスタッフである、アルネ・キュベック氏(サッカースクール責任者)とローランド・ラッシュ氏(アカデミーGKトレーニングコーディネーター)の2名が徳島を訪れました。

左)アルネ氏、右)ローランド氏

友好交流関係にある徳島県とニーダーザクセン州の間の文化交流および、クラブの様々な面に関する情報交換の実施を目的に、今回の交流はおこなわれました。

5日間を通じて、アカデミーの各カテゴリーの練習・試合の視察を実施しました。

視察に加え、滞在の途中にはアカデミーコーチとのディスカッションも実施し、両クラブのアカデミーの考え方、指導法、課題についての意見交換をおこないました。全体のディスカッションの後には、ゴールキーパーに特化した意見交換会も実施。実際の試合の映像などを見ながら、技術・戦術・トレーニング方法など、有意義な情報の交換をすることができました。

また、ディスカッションをした後には、その内容もふまえ、ユースのトレーニングにローランド氏が練習に参加し、選手を直接指導。普段とは異なるトレーニングに、選手・コーチにとって学びがある貴重なトレーニングとなりました。

スクール部門についてもディスカッションをおこないました。それぞれのスクール部門の考え方について意見交換をおこない、新たな発見やアイデアが生まれる時間となりました。

また、11/4(土)は、トップチームのホームゲーム・藤枝戦を観戦しに、ポカリスエットスタジアムを訪問。試合前には2人がヴォルタくんステージに登場し、ファン・サポーターの皆様へ挨拶をしてくださいました。アルネ氏は、「このスタジアムは、ヴォルティスのユニフォームを着ている方が大勢いる、たくさんの笑顔があふれた素敵な場所だと感じました。ヴォルティスのことを誇りに思っているたくさんのファン・サポーターの皆さんの姿を見て、素晴らしいと思いました。これからもヴォルティスを応援し続けてください。また、これからはハノーファー96のことも気にかけて、ドイツやハノーファーを訪れてくださればとても嬉しく思います」とコメントしてくださいました。

試合観戦中は、ファン・サポーターの皆さんの応援が作りだす、スタジアムの雰囲気も素晴らしいとお話をしてくださいました。

徳島滞在中には、徳島の文化交流も数多く実施しました。
11/6(月)には、徳島県庁で後藤田知事の表敬訪問をおこないました。サッカードイツ代表、スポーツと行政の関係性、eスポーツなど、様々なテーマについて話をしながら、知事が徳島県を代表し、お2人をあたたかく歓迎してくださいました。

また、鳴門市にあるドイツ館も訪問。鳴門市大麻町にあった「板東俘虜収容所」で過ごしたドイツ兵たちと地域の人々の交流の様子を紹介する展示を見ながら、徳島とドイツの歴史的な関係性について学びました。また、ニーダーザクセン州展示コーナーでは、反対に2人がヴォルティスのスタッフへ、ニーダーザクセン州やハノーファーの歴史、建築、食文化などの紹介をしてくださいました。徳島とドイツ、徳島とニーダーザクセン州の間の深いつながりを感じる時間となりました。

さらに阿波おどり会館では阿波おどりを生で鑑賞。観客が踊る体験コーナーの時間では、二人もステージ上の輪踊りに参加し、徳島が世界に誇る文化を体験しました。
また、徳島の特産品であるすだち、阿波尾鶏、なると金時なども満喫し、特に徳島ラーメンは「日本で食べたラーメンで一番おいしい!」と大満足の様子でした。

11/8(水)に徳島空港を出発し、互いに感謝の言葉を述べ合って、今回の交流は終了しました。

クラブに関するたくさんの情報を交換するだけでなく、文化的な交流も数多くおこなうことができた、貴重な6日間となりました。
徳島県とニーダーザクセン州の間の長い歴史のある友好関係をベースに、これからもハノーファー96との交流が進んでいくことを楽しみにしています。

今回の交流の機会を作ってくださった徳島県とニーダーザクセン州、そして、徳島を訪問してくださったハノーファー96のアルネ氏、ローランド氏、そして今回の交流にご協力いただいたすべての皆様に感謝します。ありがとうございました! Danke schön!