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シーズン直前インタビュー企画 【杉本投手・宮澤投手編】

シーズン直前インタビューの第二弾。前回の白川投手・藤原投手に続いて、今回はルーキーの杉本投手・宮澤投手にインタビューしました。

白川投手・藤原投手編はこちらから


杉本 幸基 投手
ふりがな:すぎもと こうき
背番号:18
出身:石川県
生年月日:2000/5/19
身長:182cm
体重:84kg
投/打:右/右
経歴: 大垣日大高校(甲)ー日本大学
ポジション:投手
最速151km/h

高校時代は甲子園、大学時代は東都リーグで活躍した最速151km/h右腕。大垣日大時代には背番号10で出場した夏の甲子園で、金足農業の吉田輝星投手から同点タイムリーを放つなど、高い野球センスが光る。大学時代の指名漏れを乗り越えて、徳島からNPB入りを目指す。


宮澤 太成 投手
ふりがな:みやざわ たいせい
背番号:29
出身:東京都
生年月日:1999/4/15
身長:183cm
体重:91kg
投/打:右/右
経歴: 長野高校~北海道大学(在学中)
ポジション:投手
最速151km/h

北海道大学在学中の最速151km/h右腕。北海道大学時代の昨年4月には前年都市対抗本戦出場の北海道ガス相手に8回1安打10奪三振1失点と圧巻の投球を見せた。自慢の真っ直ぐを武器に徳島から11年連続となるNPB指名を狙う。


インタビュー


_徳島インディゴソックスに入団した経緯を教えてください

杉本  大学四年時にプロ志望届を出しましたが指名漏れでした。そんな中で、1年でプロにいくためにインディゴソックスがプロに1番近い環境だと思って入団を決めました。

宮澤  自分もプロに行けるかどうかという点で徳島インディゴソックスを選びました。練習環境も素晴らしく、10年連続ドラフト指名という実績もあるので、自分が11年目の指名選手になれるようがんばりたいです。


_入団してから2ヶ月ほど経ちましたが、インディゴソックスの環境はどうですか

杉本  全員がNPB入りを目指しておなじ方向を目指しているので、自分も負けないぞという気持ちで練習ができています。

宮澤  学生時代は、チームメイトがプロを目指しているわけではなく、野球も勉強も頑張るという人たちの中で野球をやっていたのですが、インディゴソックスでは、全員がプロを目指しているので、自分も頑張らなきゃという思いを持って練習に取り組めています。


_徳島で生活してみての印象は

杉本  甘いものが好きなのですが、美味しいスイーツが多いという印象です。キャベツというクレープ屋さんによく行っています。店主の人柄がよくて、クレープも大きくて安くて美味しいです。1番好きなメニューはキャラメルバナナカスタードです。

宮澤  練習場近くのうどん屋さんによく行くのですが、調味料にすだち酢が置いてあるところに徳島を感じました。


宮澤投手



_大学時代の野球についてお聞きしたいのですが、大学時代の1番の自慢を教えてください

杉本  トミージョン手術を受けた影響で、3年生の春が初登板だったのですが、高校時代144km/hだった球速が151km/hまで上がっていました。3年春は10イニング位に投げて、防御率0.00でした。他には、昨年のドラフトで阪神から1位指名された森下選手から2打席連続三振を奪ったのも自慢です。

宮澤  3年生の秋のリーグ戦で、MVPや最多勝、最多奪三振など多くのタイトルを獲得できたことです。あとは、大学が北海道なのですが、雪深い環境のなかで4年間頑張ったことです。

_大学で球速はどのくらい伸びましたか

杉本  高校3年生の時は144km/hでした。大学に入ってトミージョン手術をしたのですが、復帰後の3年生春に151km/hまで上がりました。

宮澤  浪人して大学に入学した頃は140km/hでした。そこから4年間で11km/hアップしました。自分の場合は、短い期間に大きく球速が伸びたわけではなく、4年間かけて少しずつ伸びた感じです。


_球速が上がった時にやっていたトレーニングを教えてください

杉本  大学生になってから、高校生の時はほとんどやっていなかった筋トレを本格的にやり始めました。筋トレをやり始めてからピッチングの時の感覚が変わりました。他にも、初動負荷やピラティスをやったり、いろいろなトレーナーさんに指導してもらったりしました。

宮澤  下級生の頃は2,3ヶ月間ウエイトトレーニングしかやっていない時期があったり、柔軟だけをやっていた時期がありました。今は全部のトレーニングをバランスよくやることが大事だということに気づいて、バランスよくトレーニングしています。


_マウンドで意識していることはありますか

杉本  気持ちで負けないということを意識しています。絶対に抑えてやるという気持ちで何も考えずに腕を振っています。

宮澤  杉本投手と同じで、気持ちで押し勝つということを意識しています。ただ、自分の場合は何も考えないというよりは、相手のバッターのことや配球などいろいろ考えながら投げています。大学時代に国公立大学で他の大学よりも力が劣っていたため、考えることで差を埋めるために、考える癖がつきました。


_試合中や前のルーティーンはありますか

杉本  大学生の時は前日にお肉をいっぱい食べていました。試合当日は球場で大福や和菓子を食べていました。他には、気持ちを綺麗にするために部屋掃除をやったりしていました。グランドは左足から入る、睡眠は7時間半、前日に胸の筋トレをするなどたくさんあります。

宮澤  試合前のアップ後に、コーヒーと菓子パンを食べていました。相手チームが一生懸命アップしている時に自分はリラックスしているんだと考えることで、精神的に優位に立てます。試合の2、3日前には温泉に行ってリラックスするということもやっていました。


杉本投手

_今年の目標を教えてください

杉本  球速155km/hと個人タイトルです。タイトルは全部取りたいですが、最優秀防御率と最多勝は特に取りたいです。その2つが取れれば、チームの優勝やNPB指名にも近づくと思っています。

宮澤  自分も155km/hとドラフト指名されることです。球速はできれば、157km/hやそれ以上を目指していきたいです。自分がNPBに行くには、年齢的にも大きなインパクトを残さないと厳しいと思っているので、圧倒的な成績を残したいです。あとは、高校大学では勝ちに縁がなかったので、日本一を経験したいです。


_最後にファンへのメッセージをお願いします

杉本  一生懸命にプロを目指してプレーしているので、ぜひその一生懸命な姿をグラウンドに見に来て欲しいです。

宮澤  また見に来たいなと思えるようなプレーや立ち振る舞いをするので、ぜひ一度試合を見に来てください。


インタビューはこれで以上です。杉本・宮澤両投手の今年の活躍が楽しみです。
明日からシーズンが開幕するので、このインタビューをみて両投手に興味を持った方は、ぜひ球場に足を運んでみてください。