こーーと日向坂 #4:知らないという罪と知りすぎる罠。破壊と期待と新体制
先日、日向坂46のドキュメンタリー映画第2弾のタイトルが「希望と絶望」だと発表されました。これ、本当なんですよね?かつてなく重い内容になりそうで、今までの日向坂が打ち出してきたイメージからすると、公開することによるダメージのほうが大きいのでは?とさえ思います。しかし、これは4期生を迎える上で、受け手のオタク側が必要な通過儀礼であり、22人のチーム日向坂の終焉の宣言であるのではと考えました。
ここまでライブシーンで揃うことはめったになかったものの、常に22人全力で輝いていた思っています。今回はその裏の絶望を見せていくのでしょう。渡邉美穂の卒業と4期生の加入を契機に、長い間変わることのなかった「日向坂」が大きく変わろうとしています。オタク側からすると、既にミーグリの4次全完売で加入の必要性と選抜の現実を突きつけられているわけですが、この映画はそれを認識させる最後の一撃になりそうです。多分新しい風が日向坂には必要みたいなエンディングで4期生チラ見せくらいなのかなっと予想しますが、それでも課題が残ってるよなと感じています。
仮にこの映画によって、おひさまに加入・選抜を納得としても、やはり全員選抜と比べられてしまうのは避けられません。そもそも、坂道グループにおいて、「途中から選抜制度に切り替えて成功した前例」がありません。乃木坂は結成当初から選抜とアンダーがありました。理由はさておき、欅坂ではまさかのTOKYO FMがソースとなって伝説の選抜があったことがわかりましたし、2期生フロントのシングルも飛んでしまっています。しかし櫻坂に改名以降のBACKS制度ではBACKS LIVE含めてかなり高評価であり、従来の坂道表題曲より人数を絞ったパフォーマンスはかなり見やすくなっており、その良さがよりいっそう伝わっています。このように、他2グループでは「グループ発足(新生)から選抜制度を導入している」のが現状です。
従来の選抜とはまた違うBACKSですが、おひさまの風潮と日向坂楽曲からして、櫻坂ほどの少人数のパフォーマンスは求められておらず、少ない人数でカワイイかつキャッチ―な振り付けだと映えない気がします。そのことから、少なくとも、日向坂ではBACKSのような制度は現状、取り入れないのではと予想しています。普通に被るだけですしね。
乃木坂のアンダーのようにしても、アンダーが乃木坂レベルほどいろんな取り組みをできるようになるまではかなりの時間を要すると思います。現在の全員選抜でもそこまですそ野が広がってはいませんし。まぁそれを見越した再スタート的な物語を構成してきそうですが。
映画の内容はまだわからないながらも、この後待ち受ける「グループの大きな変化」は避けられないので、それに向けての内容ではあると思っています。オタクに知らなかったという罪、そして純粋に応援するには知りすぎる罠を突きつける作品になることでしょう。世界初…じゃなくて坂道初!の局面に立ち向かう日向坂、いつだって前評判が悪い時こそひっくり返してきたそのパワー全開でアッと言わせてほしいなんて思っています。W-KEYAKIFESはそれを受けての公演になりますが、これからどうなっていくのでしょうか。そして渡邉美穂卒業セレモニーの様子は収録されるのでしょうか。期待と不安がフュージョンしちゃってますが、楽しみにしてます。
記事が書けなくなるくらいのパンチは辞めてほしいなとワガママだけ言っておきますね。
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