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フランスの高級ブランドがSNS閉鎖した流れは、日本の高級ブランドにも拡がるか

これは興味深い。


フランスの高級ブランドのボッテガ・ヴェネタがいきなりインスタやツイッターなどのSNSの公式アカウントを全て停止したんだそうです。
別に炎上したとかではなく、シンプルに成果が出ないからという理由の模様。

ソーシャルメディアは(高級ブランドが狙う一部の)「クラス(階級)」向けではなく、「マス(大衆)」向けのもの、というくだりが興味深いです。
どちらかというと、マスという言葉はマスメディアに使われていて、SNSはターゲットを絞ってコミュニケーションできるのがメリットというイメージですが。

すくなくともボッテガ・ヴェネタにとっては、自分達がコミュニケーションしたい対象はSNSにはいないという判断なんでしょうか。

なんかインスタとかは高級ブランドと相性良いもんだとばかり思い込んでいたので、ちょっとビックリ。

ちなみにYouTubeのアカウントは残ってましたが、アップされてた動画は2本だけでした。


ただ、高級ブランドのブランドイメージを守ろうと思うと、庶民的なコミュニケーションを避けないといけないというのは確かに分かります。
一方で、従来の紙媒体でのアプローチでターゲットに届くのかと言われると、本当にそれで大丈夫なのかな?と思ってしまう自分もいます。

ヨーロッパはまだファッション雑誌が強いと言うことなんでしょうか。

ちなみに日本のボッテガ・ヴェネタのサイトを見ると、LINEの公式アカウントはまだ残っているようでしたが、あくまで契約期間の問題なのか、日本だけは必要と判断したのかも興味深いところです。
昔、日本ではルイヴィトンがアメーバピグをキャンペーンで活用してて衝撃を受けた記憶があるのですが。


ヨーロッパと日本だと高級ブランドの購入者層とかコミュニケーションが結構違う気がしているので、このボッテガ・ヴェネタの選択が日本でも同じような傾向になるのかどうかも気になるところです。

https://www.bottegaveneta.com/jp/







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徳力基彦(tokuriki)
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