「ガンダム 水星の魔女」は、「毎週1話」方式でツイッタートレンドを取る手法を確立していた模様
この記事の分析は面白いです。
なんでこんな記事が文春オンラインに掲載されてるのかと思ったら、まつもとあつしさんのコラム欄ができてたんですね。
詳細は記事を読んでいただければと思いますが、ポイントはアニメ「ガンダム 水星の魔女」が、毎週1話ずつ放送されるという昔ながらの番組公開手法で、ツイッターを占拠することで、大きな成功を収めたという話です。
いわゆる「ビンジウォッチング」という一気見の視聴傾向は、Netflixの普及によって動画配信サービスにおける中心になりましたが、このパターンだと番組を見た人の感想ってSNSに1回しか出てこないんですよね。
で、「ガンダム 水星の魔女」は、毎週の放送回において、番組の見せ場とSNS向けフックをちゃんと用意し、SNS向けフックを自ら公式アカウントでツイートすることで、ツイッター上のトレンドを取ることに成功していたんだそうです。
これとか、めっちゃみましたからね。
こうなると、毎週毎週、番組の話題がツイッター上で注目されるわけで、一気身よりも、毎週放送の方が話題量の視点では有利なんですよね。
冷静に、昨年の動画配信サービスの視聴数の年間ランキングを振り返ると、テレビ放映されているアニメが上位に並んでいることが良く分かります。
案外、テレビ放映されていないNetflix独占配信のアニメとかが、Netflixのランキングに出てこないんですよね。
毎週1話ずつ公開されてツイッター上でも話題になっているからこそ、動画配信サービスで見逃し視聴をするというサイクルがまわっていることが良く分かります。
まぁ、Netflixが独占放送アニメに投資するのを控える判断をした背景が良く分かる結果です。
日本でのアニメの必勝法は引き続き、テレビ放映枠も確保して毎週一話方式でツイッターで毎週話題にしつつ、認知を十分にとって全ての動画配信サービスで見れるようにする、という鬼滅の刃方式ということになりそうです。
なお、この辺の話は本日13時のツイッタースペース「ミライカフェ」で雑談したいと思います。タイミング合う方は是非どうぞ。