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小切手のカンマが重なる?

銀行発行の小切手帳・手形帳がことある度に値上げされています。これは行政の小切手・手形を減らして電子化していきたいとの意向に沿ったものです。以前、一冊(50枚つづり)750円だったものが、1100円になり、今度は11,000円になるということです。
そもそも自振の手形は切っていなかったので、手形帳は影響ありませんでした。小切手はおよそ半数の取引先に利用していましたので、1100円に値上げされる前に数冊まとめて買いました。その後、インボイス制度の流れなどを受けて、支払いの際は銀行振り込みにシフトしていきました。小切手もしくは回し手形の取引先と銀行振り込みの取引先が半々くらいだったのですが、9割くらいの取引先を銀行振り込みでの支払いに変更してもらいました。
その結果、小切手帳の利用は大きく落ち込み、月数枚となり、買いだめした小切手帳を使い終わるまで、6年くらいかかる計算になってしまいました。ところが、行政の意向としては2026年度末(2027年3月末)をめどに手形・小切手を廃止したいとの意向であるという情報を入手しました。罰則規定はないものの、そのころにはほぼ使われなくなるということです。
そこでもう少し小切手の利用速度を速めようと、一度は銀行振り込みに変更してもらった取引先数社に、もう一度、小切手での集金に戻してもらうことにしました。
手形・小切手の振出には、電子チェックライターという機械を使って金額を打点します。機械に金額を入力すると、3桁ごとにカンマを入れて小切手に金額が撃ち込まれます。
一万円未満は、銀行に換金する負担もあるので、現金で支払いしていますので、主に5桁以上の金額になります。
数か月前だったのですが、集金を終えた取引先の経理担当の方から、カンマが数字に重なっている小切手をいただいたので、換金手続きで銀行に出して不具合があって帰ってくるようなら、お手数ですが、小切手の再発行をお願いしたい。との電話がありました。その後、問題なく処理できたのか、連絡なく事なきをえました。
一か月経って、支払いの準備をする時期になりました。電子チェックライターで小切手帳に金額を打ち込もうとすると、やはりカンマのところで送りの機能がうまく作動せず、カンマと数字が重なってしまうのです。但し、全ての回でそのようになるのではなく、ランダムで不具合が発生します。うまくいくときもあれば、上手くいかないときもある。およそ50%の成功率でした。試し打ちをすると上手くいくので、小切手に打ち込むと不具合が出てしまう。およそ半数の小切手が、カンマと数字が重なるというなんともみっともない支払いになってしまいました。
電子チェックライターのメーカーに問い合わせたところ、機械を送って修理してくれるとのこと。但し、9900円以内であれば、そのまま修理をして、それ以上であれば、見積もりを送るので、修理するかどうか判断してほしいとのこと。安くても1万円位はかかるのだなと思いました。
ネット通販で同等品を検索すると、4万6千円ほど。安い機種でも1万5千円位になっていました。

あと200枚小切手を切れば終わるのに。

小切手帳よりも金額を打ち込む電子チェックライターの方が高くなっているではないですか。
もっと安い方法はないものかと思案しました。
近所の取引先に支払いの度に電子チェックライターを借りることも考えましたが、少なくともあと10回くらいは支払い月があるはずと考えると、10回も仮に行くのは気が引けてしまいます。
中古でも使えれば良いと思いネット検索すると、メルカリで3600円で俊ピンされていました。
数日後、メルカリで購入した電子チェックライターが届きました。購入時には記載されてなかった、カバーの爪の部分の破損がありましたが、使用には問題なく事なきを得ました。
数年後、使い道の無くなった大量の電子チェックライターはどうなるのでしょうか。

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