もうひとつのラブストーリー(40)「裸を見せる?!②」
他の男に裸を見せた罰として、金曜日と土曜日はアパートに泊まることとなりました。
土曜日の朝に目覚めると「「トクちゃん」、おはよう、パン食べる?」
見ると「ちえ」に渡した私のパジャマも綺麗に畳んでありました。
「もう、スーパーに行って来たの?」
「うん、なんだかよく眠れなくって、朝イチでスーパーに行って来た」
「「トクちゃん」は、よく眠ってたみたいだね」
「もう、許してくれてるよね?」
「う~ん、一晩寝たらだいぶ頭を冷やせたよ、もう、許す」
「許すから、今日は泊まってかなくても良いよ」
「ヤダよ、私は泊まりたいんだから、今日も泊まってて良いでしょ?」
「「ちえ」が泊まりたいんなら良いよ、夕方から行きたいとこがあるんだけど」
「それってどこ?もちろん私と一緒にだよね?」
「そうだよ、「ちえ」と一緒に行かないと意味がないとこだから」
「それってどこ?」
「今は言わない」
そのまま、「ちえ」の買ってきてくれたパンを二人で食べました。
夕方まで、アパートでまったりと過ごして6時くらいに出かけました。
「ねえ、どこに行くの?」
「行けば分かるから」
目指す目的地は、「ちえ」に告白した場所で初キスの場所でもありました。
相変わらず方向オンチな「ちえ」は、私が向かっているところが分からない様子でした。
ファミレスで夕食をとった後に目的地を目指しました。
「あれ?「トクちゃん」、もしかして今から行くとこって···」
「やっと分かった?」
「うん、あの場所だよね?」
「そう、俺が告白した場所で初キスの場所」
ようやく目的地に到着しました。
二人で手をつないで階段を上がりました。
「やっぱ、ここ来ると良いよな」
「告白した時のドキドキした気持ちになれるんだよな」
「うん、そうだね、私も一緒だよ」
「「ちえ」の裸、他の男に見られたのは悔しいけど、俺、やっぱ「ちえ」のこと好きだから···」
「「トクちゃん」、ありがとう、私も「トクちゃん」のこと好きだよ」
いきなり「ちえ」を抱きしめてキスしました。
「「トクちゃん」···」と言って「ちえ」が抱きついてきました。
「「トクちゃん」、キスしてくれて、ありがとう」
しばらく二人で波の音を聞きながらベンチに座っていました。
「初キスした時は、まだ、「ちえ」のこと〇〇さんって呼んでたんだよな···」
「私もT君って呼んでたね」
「考えてみれば、他の男に裸見られるのなんて、ちっちゃなことだよな···」
「ワザと見せたワケじゃないもんな···」
「ありがとう、「トクちゃん」がそう言ってくれると凄い嬉しいよ」
「「ちえ」これからもケンカするかもしれないけど「ちえ」とは絶対に別れないからな」
「プロポーズしてから、だいぶ時間たっちゃったけど、まだ待ってくれるか?」
「うん、「トクちゃん」焦らなくても良いよ 」
「私は「トクちゃん」と一緒に居れれば幸せだから···」
「よし、帰ったら一緒にお風呂入ろう」
「うん、でも電気消してだよ」
「あれ?他の男には明るいとこで裸見せたんだろう?俺だって明るいとこで「ちえ」の裸見たいよ」
「そうか···」
「うん、分かった、明るくしても良いよ」
アパートに戻り、電気をつけてお風呂に入りました。
「明るいとこで「ちえ」の裸見ると、やっぱ綺麗だよな···」
「あんまり、ジロジロ見ないでよ」
「ダメ、他の男はジロジロ見たかもしんないじゃん」
「俺は、そいつ以上にジロジロ見るの」
「もう、「トクちゃん」の意地悪···」
「「ちえ」キスしよう」
「うん」
「今日はHするぞ」
「うん、良いよ」
「「ちえ」の体、俺が拭いてあげるから」
自分の体を軽く拭いてから「ちえ」の体を拭いて、そのまま、お姫様抱っこで布団まで運びました。
「「トクちゃん」、電気消して···」
「ダメ!今日は明るいとこでHする」
「恥ずかしいよ···」
「ウソだよ、電気はちゃんと消すから」
電気を消して、いよいよHに突入しました。
Hが終わった後、「ちえ」に背を向けて寝ていると、おしくらまんじゅうのように「ちえ」がお尻を押し付けてきました。
私も、お尻を押し付け返すと「ちえ」も押し付け返します。
そんなことを何回か繰り返してから「なにしてんの?」と聞くと
「だって、「トクちゃん」背中向けちゃうんだもん」
「私の方を向いてよ」
「あっ、そうだな、今夜は抱き合って寝ような」
「うん!」
つづく