懐かし恋愛日記(27)「高校時代の憧れの人」
こんにちはトクです。
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いつものように「ちえ」とドライブをしていると「ちえ」が突然「ねえ△ちゃんって高校の時に憧れの人とか好きな人っていた?」と聞いてきました。
「うん、いたよ」
「えー。誰それ?」
「ちえ」と言うと。
「それは絶対ウソだよ。だって本当に私が憧れの人ならY君のこと応援するはずないじゃん」と返されました。
「別に応援してたワケじゃないけど⋯」
「だってY君が私に告白した時に、最初に声をかけたのって△ちゃんでしょ?だったら応援してるっていうことになるじゃん」
「⋯。そう言われるとそうかもしれないけど⋯。でも、「ちえ」のこと好きだったのってYだけじゃないからね」
「「ちえ」は意識してなかったかも知れないけど、結構人気あったんだよな。Tさんとほぼ人気を二分してたんだよね」
「でも△ちゃんは、私のこと意識してなかったでしょ?」
「それは⋯。お互い様だろう?」
「俺ってさあ、成績もそこそこ良かったし、体育祭じゃあリレーの選手だったんだけど、全然モテなかったんだよな⋯」
「普通なら、モテる条件満たしてるでしょ?」
「う~ん。そうだよね⋯(笑)」
「っていうことは⋯。やっぱ、顔が悪かったってことか⋯」
「う~ん。高校の時の△ちゃんって今とは別人だったからね」
「ってことは高校の時は残念ってことか⋯」
「ところでホントは、誰が憧れの人だったの?」
「⋯。「ちえ」が憧れてた人の名前教えたら俺も言う」
「私は、勉強だけで精一杯だったからさぁ⋯。憧れの人なんていなかったよ」
「じゃあ俺もいなかった」
「またあ⋯。さっきいたって言ったでしょ。正直な言いなさい!」
また「ちえ」の「正直に言いなさい」が出ました。
この「正直に言いなさい」が出ると、なぜかウソがつけない私でした。
「じゃあ言うけどさあ、怒ったりしない?」
「私は、怒ったりしないよ。でも、ちょっとヤキモチ焼くかも⋯。でも知りたいな⋯」
「じゃあ、やっぱり「ちえ」の好きだった人教えて」
「あ~。やっぱいい。聞きたくないわぁ~。俺もヤキモチ焼きそうだから⋯」
「私は、それでも知りたい⋯」
「う~ん。じゃあヒント言うよ」
「なに、なにヒントって。早くヒント出して」
「あのさぁ、村下孝蔵って知ってるよね?」
「うん、あの「初恋」歌ってる人でしょ?」
「そう。その「初恋」の歌詞がヒント、これ言っちゃうと、ほとんど分かっちゃうと思うんだけど⋯」
「「初恋」の歌詞か⋯。」
「最初から歌ってみると分かると思うよ」
「⋯。なに?分かんないんだけど⋯」
「じゃあ、大、大ヒント。」
「早く大ヒント出して!」
「じゃあ歌詞言うよ。「放課後の校庭を走る君がいた。遠くで僕はいつでも君を探してた」ってとこ」
「放課後の校庭を走る⋯」
「あー。分かったかも?それって陸上部の人でしょ?」
「ピンポ~ン!」
「陸上部の女の子って言ったら⋯。〇〇さんでしょ?当たり?」
「うん、まあ、そういうこと⋯」
「でも、、△ちゃんって〇〇さんと同じクラスになったことってある?」
「いや、ないよ」
「じゃあ、何で憧れてたの?」
「あの子はさあ、中学が同じなの。っていう言うか小学校の時から、高校まで、ずっと一緒だったってワケ」
「ふ~ん。っていうことは小学校の時から好きだったの?なんかヤキモチ焼きそうなんだけど⋯」
「アハハ⋯。別に小学校の時から好きだったっていうことじゃないよ。むしろ嫌いだったな」
「中学の時からテストの成績が同じくらいだったから少し意識し始めたっていう感じかな⋯」
「ふ~ん。でも、高校の時は△ちゃんの方が成績良かったでしょ?あの子はテストの成績で廊下に張り出されたってことないような気がするんだけど⋯」
「う~ん。そうかもな⋯。もう、こんな話やめよう。今、好きなのは「ちえ」だけなんだから。俺のこと信用しろよ」
「分かった。ごめんね、変なこと聞いて⋯。私も好きなのは△ちゃんだけだからね」
「でも、やっぱり「ちえ」の好きだった人知りたい気もするなぁ⋯」
「あ~。でも、やっぱ良いわ。やめよ、こんな話⋯」
と、こんな感じで話しが終わりました。
それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。