
懐かし恋愛日記(31)「私の他の女の子って②」
こんにちはトクです。
本日もnote訪問くださりありがとうございます。
前回の「私の他の女の子って」の続きなのですが。
「ちえ」とスーパーに買い物に行った後に、いつもの辛~いカレーを食べたのですが
その後に、私から話しを戻しました。
「あのさぁ⋯。その話しをするなって俺から言ったのに、話しを戻しちゃうんだけど⋯」
「なに?もう、その話しはしないんじゃなかった?」
「うん⋯。そうなんだけどさぁ⋯。また、母親が余計なことを言うかもしれないから、先に言っとく」
「ってことは、女の子のこと?」
「う、うん」
「今から、話しをするけど、絶対、誤解するなよ、それに怒るなよ」
「分かった」
「中学の同級生の女の子が、俺の職場の後輩と付き合っててさぁ。その付き合うキッカケを作ったのが俺なんだよね」
「そしたらさぁ。その女の子が、後輩と結婚するって話になったんだけど⋯。」
「俺は、やめとけって言ったっんだよ。アイツはマザコンだから母親の言うことには逆らえないからって」
「そしたらね。案の定、母親に結婚を反対されちゃったんだよね。3つも歳上の女に一人息子はやれないって」
「それで、別れることになったんだけど⋯」
「その女の子が、別れたって言いに来たわけ」
「付き合うキッカケを作ったのが俺だから⋯」
「俺は、やめとけって言ったじゃんってっ言ったらさぁ」
「その子が泣き出しちゃったんだよね⋯」
「それから、何回か家に来るようになったの」
「元彼から貰った物を返したいから、一緒に来てとか言ってさぁ⋯」
「俺も、責任感じちゃってたから、一緒に行ってあげたわけ」
「でも、ホントそれだけで、別になんの感情も持ってなかったんだけど⋯」
「だけど、なに?」
「母親が勘違いしちゃってさぁ。その子が俺の彼女だと思っちゃったんだよね」
「だから、また、家に行った時に、その話が出るかもしれないと思って、先に言っとく」
「ふ~ん。なんの感情もなかったって、好きでも嫌いでもなかったってこと?」
「そう。ただの同級生。それ以上でもそれ以下でもない⋯」
「ふ~ん。でも、ただの同級生の家で泣くかなぁ⋯。私だったら、そんなことしないけど⋯」
「それは、俺にも分からない⋯。俺は、なんの感情も持ってなかったけど、向こうは、慰めて欲しかったんじゃないかなぁ⋯」
「責任取れっ感じだったかもしれない。キッカケ作っちゃったの俺だから⋯」
「責任ねえ⋯」
「「ちえ」が俺の言うこと信じないなら、俺も「ちえ」の言うこと信じない」
「別に疑ってるわけじゃないけど⋯」
「じゃあ俺のこと信じるか?」
「⋯」
「じゃあ俺も「ちえ」のこと信じるのやめる」
「分かったわよ⋯。信じます。△ちゃんのこと信じます」
「良かった。俺も「ちえ」のこと信じてるからな」
「「ちえ」がモテるのは分かってるから、誰かに告白されても、断ってくれるって信じてるから」
「うん」
「職場の先輩のことも断ってくれるよね?」
「うん」
「どうしてもダメだったら俺にも言えよ。ケンカはしないけど」
「俺は「ちえ」と結婚するつもりで付き合ってますって、ちゃんと言うから」
「ホント⋯。ホントにそう言ってくれるの⋯」
「ホントだよ。その後、ストーカーになったらぶん殴るけどね」
「だから、ケンカはダメだって言ったでしょ。△ちゃんクビになったらどうするの」
「だから、ケンカはしないって。ケンカじゃあなくて、一発殴って脅かすだけ。なんなら、その人の前で瓦でも割ろうか?」
「アハハハ。△ちゃん、わざわざ瓦持ってくわけ?」
「まあ、ものの例えだけどさぁ」
「一応、空手で鍛えてますから、まともに殴ったら、鼻の骨くらいは簡単に折れると思うけどね」
「そんなぁ⋯。怪我させないでよね。」
「それは相手次第だよな。ストーカーなんて卑劣な奴にはお仕置しないと」
「でも、その人の気持ちも分からなくはないなぁ⋯。俺が「ちえ」に告白した時に、断られてたらストーカーになったかも⋯」
「え~っ。△ちゃんがストーカーになるの?」
「そう、それだけ「ちえ」は魅力的だってこと。もっと自分がモテることを意識した方が良いよ」
「どんなにモテても、男は俺一人。だろう?」
「うん。△ちゃんだけだよ」
「よし、この話は、これでホントに終わりにしよう」
「お互いに信じあおう」
「私は、ず~っと△ちゃんのこと信じるからね」
「俺も、ず~っと「ちえ」のこと信じてる」
「もう、この話はホントに終わりにしよう」
「なっ」
「うん」
ということで、話が円満に解決しました。
それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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