懐かし恋愛日記(30)私の他の女の子って①
こんにちはトクです。
本日もnote訪問くださりありがとうございます(_ _)
前回のnoteで「ちえ」を実家に連れて行った時の話しを書きましたが、今回は、その続きとなります。
実家に行った後にアパートに戻ると「ちえ」が「そう言えば、お母さんが□が女の子を連れて来るのは珍しいって言ってたよね?」
「うん。言ってたね」
「ってことは、私以外の女の子も家に連れてったことがあるってことだよね?」
「う、うん⋯。そういうことになるかな⋯」
「誰を連れてったの?そういう女の子ってどのくらいいたのかなぁ?」
「正直に言いなさい」
出ました⋯。「ちえ」の「正直に言いなさい」です。
この言葉が出ると、ホントに不思議にウソや誤魔化しができない私でした⋯。
「別に、そんなにいたわけじゃないけどさ⋯」
「どういう女の子なの?正直に言いなさい」
「正直に言いなさい」の2連発です。
「あ、あのさぁ⋯。中学の同級生やなんかかなぁ⋯」
「なんかってなんなの?まさか、私と付き合ってからじゃないでしょうね?」
「そ、そんなことあるわけないじゃん⋯。ずっ~と前の話」
「ふ~ん。ずっ~と前には、そういう女の子がいたんだ⋯」
「ホ、ホント、ただの友達だから⋯」
「ふ~ん。△ちゃんは、ただの友達でも実家に連れて行くんだぁ?」
「ほら、実家は、お店だっただろう?だから、同級生が入りやすかったの⋯」
「って言うか、お店に買いに来たついでに、俺に会ってくって感じかな⋯」
「ふ~ん。お店に来たついでに、会ってくんだぁ⋯。私なら、ただの友達の男の子の家には上がらないけどね⋯」
「ほら、俺の中学って人数少ないからさぁ。同級生みんなが友達って感じなの、男も女もね」
「「ちえ」みたいに大きな中学出身の子には分からないかもしれないけど⋯」
「ふ~ん。なんだか言い訳じみてるよね⋯」
「そういう「ちえ」」だって、俺と付き合う前は、そういう男がいたでしょ?」
「私は、△ちゃんと付き合う前には、そういう男の子はいませんでしたよ~」
「いや、絶対、いたでしょ。だって「ちえ」は凄いモテてたから」
「だって私モテないから⋯」
「それは自分で意識してないだけで、実際はモテてたの。Yだってそうじゃん」
「⋯」
「そんな昔のこと言ってないで、お菓子食べよう」
「私は、お菓子で騙されませんよ~だ」
「おい!もうこれ以上言うと、俺、本気で怒るぞ!」
「⋯」
「まだ、こだわるんだったったら、帰るか?もう送ってくぞ」
「⋯。分かった⋯。もう言わない⋯」
「俺が、そんなにモテるように見えるか?俺は「ちえ」ほどモテないからな。心配無用です」
「そうかなあ⋯。バスケット部の女の子や職場の後輩に告白されったって言ってたじゃん⋯」
「あんなの、たまたまじゃん⋯」
「たとえ誰に告白されたとしても、俺は「ちえ」一筋だからね。それだけは忘れるなよ」
「ホント⋯。ホントにそう思ってくれるの?」
「俺は、ウソは言わない」
「じゃあ、ギュッてして」
ギュッ。
「さっき、プロポーズの話したばかっじゃん。待っててくれるって言ったよな。急かさないって」
「うん。ゴメンね⋯。△ちゃんのこと信じるから。もう言わない」
もう一回、ギュッ。
「腹減ったから、なにか作って。スーパーに買い物に行こう」
「うん!」
こんな感じで、話が元に戻ったのですが⋯。
まだ、この続きがあります。
それは次回に書きたいと思います。
それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。