懐かし恋愛日記(34)彼女が年上の男性から告白されました①
こんにちはトクです。
本日もNOTE訪問くださりありがとうございます(_ _)
今回は「ちえ」が年上の男性に「告白」された時のお話しです。
いつものようにアパートでゆっくりしていると「ちえ」がモジモジと話し出しました。
「あのね△ちゃん。私、職場の先輩に告白されちゃったんだけど⋯」
「えっ⋯。それで、どうしたの?」
とうとう恐れていたことが現実となってしまいました。
「もちろん、断ったわよ。付き合ってる人がいるので、ごめんなさいって」
「それで⋯」
「でも、諦めないって言うのよ⋯。僕はいつまでも待つて⋯」
「それで「ちえ」のホントの気持ちはどうなの?やっぱり年上の男に憧れとかあるの?」
「そんなのないわよ!私は△ちゃん一筋だからね」
「だったら、キッチリと断ってくれるよな?俺だって、今まで全部断ったんだんから。ところで、その人って何歳くらいなの?」
「う~ん。確か3つか4つ上かな⋯」
「同じ職場で近くで仕事してるから、気まずいんだよね⋯」
「俺だって職場の女の子振ったんだからな。本気で俺のことが好きなら、ちゃんと断ってくれるよな?」
「うん。もちろん、だけどストーカーみたいな事されると怖いんだよね⋯」
「じゃあ、そいつに俺を会わせろよ。俺が一発ぶん殴ってやるから」
「そんなこと、できないよ⋯。△ちゃんだってケンカできないでしょう?」
「それは、そうなんだけど⋯。ストーカーなんて許せないよ」
「今度ね、指輪を見せて、もう、プロポーズの約束もしているって言うつもり。それでもダメだったら私、会社辞めるから⋯」
「えっ⋯。会社辞める⋯」
「そんなことまでしなくて良いよ⋯。せっかく入った会社なんだから」
「だって⋯。会社より△ちゃんの方が大事だもん」
「まあ、指輪見せてからの話だな。それでもダメならホントに俺に会わせろよ。ケンカはしないから」
「うん。分かった。そうするね」
「俺が一番怖かったのは、「ちえ」が年上の男に憧れることだったからな。だから、凄い心配なんだよね⋯」
「大丈夫だって。私は△ちゃん以外の男の人を好きにならないからね」
「ねえ、△ちゃん。私がどこにも行かないように抱きしめて」
「分かった」
ギュっ。
「ずっ~と、ずっ~と。私のこと離さないでね」
「俺は、ずっ~と「ちえ」を離さないからな。どこにも行かせないからな」
「キスして⋯」
と、そのままHになだれ込みました。
しかし、高校生時代にクラスの男子の人気者だった「ちえ」がモテないはずはありません。
私が恐れていたことが現実になった瞬間でした。
それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。