『バーナード嬢曰く』5巻の感想
前々からamazonで見かけたときに「買おうかなぁ~」と悩んでた『バーナード嬢曰く』5巻。
500円なので悩むまでもなく買ってしまう人もいるかもしれないけど、自分にとって500円は結構大金…といいつつも2000円の本とか衝動で買っちゃったりもするからあんま関係ないか…
ただ漫画って軽く読めるから財布のひもが緩むとつい何冊も買いがちなので…500円にシビアになっておいた方が後々幸福になる気もするのでこの心構えは重要なのかもしれない。
とにかくそれはいいとしてその500円という大金をつぎ込み、『バーナード嬢曰く』の5巻を買って読んだ。
毎巻読むたびに思うけど『ド嬢』読むと高校生の頃に読書友達欲しかったなぁ…と少々うらやましい気持ちになる。今回は町田さわ子が本を普通に読む用になっている描写が多いのでそれをより感じる。
作中だと読書は孤独だからこそいいという話も出てくるけど、それでも高校の頃にこれくらい読書友達に囲まれてたら楽しいだろうなぁとは思う。まぁ自分は高校の頃ほとんど本読んでなかったけど…せいぜい太宰の『人間失格』と田中ロミオ、ラノベくらいだろうか…?
あと今回初めて作中で出てきた本で読んだことのある作品が出てきた。その名も『三体』。あれだね…読んだことある作品があると面白さが…倍増するよね…!
というか神林さんが結構ネタバレしててびっくり。ただ『三体』の場合、構成要素が膨大なので、何言われてもそんなにネタバレ感ない感じもする。
実際に『三体』読んだことない人がこのネタバレ見てもそんなに深刻じゃないと思う。「いわゆるファーストコンタクトものだ」って言っちゃってるけど『三体』ってそこまで「ファーストコンタクトもの」感ない。
普通の作品だと「ファーストコンタクト」という具材だけで料理すると思うけど、『三体』の場合はほかにも「VR」とか「文化大革命」とかいろんな要素をごった煮にした闇鍋というイメージがある。なので個々の要素が薄れるからそう思ってしまうのかもしれない。ただそれでも面白いのが謎にすごい。
『三体』以外にも作中の本を読んでたりすると、もっとこのマンガ楽しめるんだろうなぁと思う。ただ1巻分だけでも相当色々あるのでそれは厳しいところがある。
そもそも『ダレン・シャン』すら読んでない。自分は完全に町田さわ子派閥で、ハリポタはよんでるけど『ダレン・シャン』は読んでない。このマンガだとハリポタ読まずにダレン・シャン読むのが読書家っていう風潮になってるけど実際どうなんだろう?
ハリポタの場合、映画から入る人も多そうだから結構そういう風潮も多少あるのかも。『ダレン・シャン』の映画は『みなみけ おかわり』的な意味でないらしいし、そこまで流入はしてなさそう。まぁ実際はどうかわからないけど。
他にも橋の上のシーンとかいろいろ書きたいことあるけどキリがないのでこのくらいにしておこうと思う。話数が多いので1巻だけでもいくらでもかけちゃう気がする。
ただあと1つ言わせてもらうとこの作品だんだん文学チックになってきてる気がする。神林さんと町田さわ子の関係が素晴らしい。2人の友情が感を重ねるごとに深まっていく感じがとても良い(百合という言葉を使うと同性愛的な意味になりがちだけど女性同士の関係性が発生するところに百合という言葉を割り当てるという派閥も存在し自分はそういう派閥なのでこれはそういう意味で百合なので最高だと思う)。
というわけで、面白いので読んだことない人はぜひ一巻から読むかアニメを見ることをお勧めする。以上!
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