『Summer Pockets REFLECTION BLUE』のプレイ日記
※サマポケのネタバレ全開なので注意!
・サマポケは前々から評判の作品だったのでいつかはプレイしようと思っていたけど、この度やる気が向いたのでプレイしていこうと思う。
・せっかくだし1日ごとに感想を書いていく(買ってから経過した日数ではなくプレイした日数で換算)。誠也の部屋の攻略を参照しプレイしてみた。
・ちなみに1日ごとに感想を書くと言いつつ実際は1日が終わった後に書いているわけではなく、プレイ中にテキストエディタを開いて何か思うようなことがあったら書き込むという方式を採用している。そのため日記というよりは文章版の実況に近い。読む人がいるかはわからないが、一応読む際の注意として書いておく。
プレイ1日目(プロローグその1)
・作中の日数で3日ほどプレイしたけど雰囲気がとても良い。田舎の島を舞台とした作品でギャルゲーらしい展開がノスタルジーを感じさせる。
・というかこのギャルゲー特有の1人ずつエンカウントするシステムが良い。久々にこの手のタイプをプレイしたけどやっぱり独特の良さがある。
・他の媒体だと1人のキャラが新登場してもそのキャラ自体と1対1で会話を継続的な場面ですることってそんなにないけどギャルゲーの場合は1対1の場面が多々ある。
その媒体独特の作品傾向に触れると「実家に帰ってきたなー」というノスタルジーに浸れる(様々な媒体を見てても実家はやっぱりギャルゲー)。
・作中の合間にある卓球のミニゲームが面白い。一応天善に勝つくらいまで勝負のモードをやったけどレコード一覧を見るとまだいろいろあるっぽい。たまにやりたくなるくらいには面白いのでちょいちょい暇なときにでもやってみようと思う。
・序盤で主人公は島の景色などにデジャヴを感じているけど、ループ作品なんだろうか?この手の作品はそういう系統のものが多いのでもしかしたらそうかもしれない。
・今のところは水織静久が好き。作中でプレイした範囲だとまだ名前は出ていないけどおっとりした感じが好きだ。この作品はどのヒロインにしてみても古き良きギャルゲー感を感じる。Keyメソッドをふんだんに取り入れたキャラ付けでしろはが言っていた「どすこい」というのも「うぐぅ」や「あんぱん」の系譜だろう。
・なんにせよ今後が楽しみな作品だと思う。1日にできたら1時間くらいずつやっていこうかと思っている。
プレイ2日目(プロローグその2)
・面白い。鴎の天真爛漫な感じが好きだ。基本的にヒロインは全員かわいい。とりあえずしろはルートを目指してやっていこうと思う。
・このゲームは普通の選択肢以外に場所選択もあってヒロインがいる場所が明示されているのでそこへ行くという形式になっている。それぞれのシーンの書き方的に共通するテキストがほぼなく、それぞれ行った場所のできごとが大きな比重を占めている感じがする。
・これは結構珍しい気がする。たいていのギャルゲーって誰かのルートに入るまではどの選択肢を選んでも通る共通シーンとその選択肢固有のシーンが半々か前者の方が多いという感じだけど、本作では明らかに後者の方が多いように見受けられる。
・さらにいえばこの作品は1シーンごとの分量があっさりしているのでサクッと読める。普通のギャルゲーだったら1シーンにもっと分量多めな印象があるけど、この手のジャンルにしては相当短い方だと思う。普通のギャルゲーの共通ルートって個人的には長すぎると思っているのでこの感じはプレイしやすいと思う。
プレイ3日目(しろはルートその1)
・しろはルートをやっているけどちょっとずつ仲良くなっていく感じが良い。特に8月4日のしろはが無言で料理してくれたり主人公と過ごすことに慣れてきている感じがとても良い。
・この作品はいろいろ新鮮というか1シーンごとがあっさりしているゆえに独自の良さがある気がする。
・しろはが他の友達とも遊ぶようになっていくさりげない雰囲気が良い。というかこの理想の夏休み感が最高。高校生というよりは小学生の夏休みという感じだ。何をするまでもなくとりあえず集まりみんなで遊ぶという、遊びのためだけに長い時間を共有する姿はなんか良い。
・ビジュアルは出てこないけど恵の声がかわいい。こういうサブキャラに声までついているのは珍しい気がする。最近のギャルゲーって基本全部声付いてるものなんだろうか?
・恵はこの手のキャラにしてはやたらと細部が細かい気がする。多くの場合、もっと嫌な感じとかわかりやすいキャラ付けしてくると思うけど、若干おっとりした優しさみたいなものがあって一言じゃ言い表せないくらいの良さがある気がする。
・と、書きながらプレイを進めて見たけどまさかの男だった。びっくり。
プレイ4日目(しろはルートその2)
・いろんな現象を重ね合わせて表現しているところがこの作品の良さだと思う。
・具体的に言うと、溺れてしまう「息苦しさ」というのが単純に過去のトラウマで溺れてしまうというだけじゃなくて、その生活の息苦しさの中で溺れてしまうという風に人生の問題の比喩として巧みに描かれている点がこの作品の良さだと思うということである。
・こういう重ね合わせの表現はよくあるけどそれが一際上手いのがこの作品な気がする。単に主人公の息苦しさだけじゃなくてしろはの息苦しさも重ね合わせていて、作中全ての人生の問題がその表現1つに集約されるように描かれてる感じが非常に上手い。
・おじいさんとの戦いのシーンが良かった。ギャグ調なんだけどあそこで奮起して立ち向かう心理描写はしろはルートの一番の名シーンだと個人的には思う。
・結ばれるのがルートの最後の最後というのは珍しい気がする。ちょっと穿った見方かもしれないけど全年齢版だからこそこれができるというのはあるのかもしれない。基本的に結ばれる前のイチャイチャの方が創作物においては面白いと思う。
・本題とは関係ないけどこの記事のように1日ごとに書く形式って結構いいかもしれない。他のギャルゲーとかでもやってみようかな。Rewriteや最果てのイマは再プレイしたいと思っているのでやってみてもいいかもしれない。
プレイ5日目(蒼ルート)
・蒼はちょろすぎてかわいい。
・「キスシーンあるんだ!?」という衝撃があった。しろはルートにはなかったのに。全年齢だからそこもNGだと思ってた。まぁ映画とかアニメでもキスシーンくらいあるし普通にあってもおかしくはない気はする。
・このルートは蒼が全体的にひたすらにかわいかったなという感じ。
・シリアスな展開はあるけど昔やったラブラブルみたいなイチャイチャ感を全面に感じた。
・そう書いたあとにルートを最後までやったけど終わりは衝撃だった。「ここで終わるの!?」という驚き。よくある感じなら蒼が目覚めて終わりだと思うけど蒼を目覚めさせるために頑張るというところで終わるとは……
・この終わり方は凄い。単なるイチャイチャだけじゃなかった。こういう終わり方の方が主人公の献身さが伝わるので個人的にはグッとくる。
・一応EDの曲の後に目覚めるっぽい描写はあるけど1年以上も蒼の元に通う主人公の献身さには惹かれるものがある。ただ個人的にはED後がない方が感動できたかもしれない(目覚めて嬉しい気持ちもあるけど)。
・あと内容とは関係ないけど主人公の顔が見えない一枚絵と見えてる一枚絵が明確に分かれているのはなぜなんだろうか?しろはルートの時はある程度目も見えていたけど蒼ルートでは明らかに目が見えない場面があった。ギャルゲーの主人公と言えば髪で目が隠れるというのが王道だけど昨今はそういう風潮もなくなってきている気はするが、ルートによってばらつきがあるというのも珍しい気がする(どうでもいいかもしれないが)。
プレイ6日目(紬ルートその1)
・紬ルートに入るためには鴎のいる場所を選ばないといけないらしい。なので鴎との会話を読んでるけど鴎がかわいい。いきなり呼び捨ての距離感近いタイプって現実だと嫌だけど創作物だとグッとくるものがある。つかみどころのない感じがとても好き。
・というか紬ルートに入る上で鴎選ぶ必要ってあるんだろうか?攻略サイトにはそう書いてあるけど攻略サイトを簡潔にするために便宜上そうなっているだけで、選ばなくても紬ルートにはいれる可能性は普通にある気はする。
・なんにせよ今までの2ルートだと紬も鴎も出会いのシーンくらいしか出てこなかったのでほとんど情報がない。鴎と紬につながりがあるかすら現時点ではわからないのである。
・思えばギャルゲーで2ルートもクリアしたのに攻略したヒロイン以外のヒロインの情報が出てこない作品というのも珍しい気がする。たいていの場合は2ルートもクリアすればすべての攻略ヒロインの情報がある程度はわかっているというか、クリアするまでもなく共通ルート終わったあたりですでにある程度何回も登場していることが多い。
・おそらく上述したように共通ルートをできる限り短くする目的でやっているんだろうけど非常に珍しい。珍しいけど冗長になりがちな共通ルートを読まずに済むなどメリットが多くなぜこういう作品少ないんだろうかという疑問も出てくる。
・1シーンごとの区切りが短いなどいろいろな新しいことをやっている気がするけど最近のギャルゲーはこんな感じなんだろうか?最近やったギャルゲーが『BLACKSHEEPTOWN』と『ぬきたし』という変わり種なので昨今の風潮がわからない。
・何度も言うけど1シーンごとが短いというこの作品の特徴は大きいメリットだと思う。ギャルゲーは1シーンが長くなりがちでそれが良さにつながっている面はあると思うけどやっぱり1シーンが長いと読むのが億劫になってしまうというのがあると思うので。
プレイ7日目(紬ルートその2)
・前回も見だしの表題は紬ルートとなっているが、実際は鴎とのシーンしか読まなかったので今回が実質紬ルートの読み始め。
・紬は素朴な感じがかわいいヒロインだと思う。蒼もそうだったけど紬もちょっとしたことで照れやすい気質となっている。手法としてはよくある感じだけどこういうちょろさはやっぱりかわいいと思ってしまう。自分の心理のもちょろい。
・というかいまさらだけどうみちゃんの口開けた顔が若干ゆっくり霊夢に見える。本題と関係ないのであまり掘り下げないが。
・パリングルスという言葉がやたらと出てくる。明らかにプリングルスのパロディだけどここまで多用されると「あれ?プリングルスじゃなくてパリングルスだったっけ?」と不安になってくる。パロネームがこんなに頻出する話というのも珍しい。
・ヤフー知恵袋の情報なので正しいかわからないけどどうやら紬と静久はライターが別の人らしい。だから他のルートでこの2人もそんなに出てこなかったんだろうか?ライター違う成果若干テキストのノリや長さも違う気がする。
・鏡子さんの「冷凍食品しかないから、ご飯は冷めっぱなしなの」で笑った。この作品はシリアスな場面でも普通にギャグ入れてくるから不思議な気持ちになる。
・個人的な好みの話だけど、ラスト付近はちょっと長くてくどく感じた。というか元の紬自体はずっと塔に囚われたままなのか……?選択できないから仕方ないんだろうけどなんだか釈然としない。
プレイ8日目(美希ルート)
・今まで完全にノーマークだったけど実際にルート入ってみるとかわいいなと思えてくる。公的活動にいそしむ真面目系ヒロインというのも斬新な気がする。
・全キャラ性格変わる夢パートがめっちゃ良い。
・肝試しとかで普通に頼もしくてしっかりした感じが良い。
・美希ルートの本筋とは関係ないけど蒼がこのルートで普通に元気に起きてるのって普通に矛盾な気はする。
・キャラクターとしてはのみきが一番好きかもしれない。この真面目さと健気さはめっちゃ好み。
プレイ9日目(ReSTART)
・ReSTARTって何……?美希ルートをクリアしたらCGモードとか消えて急に出現していた。一応ReSTARTでプロローグからSKIPしてみたらうみちゃんが出てくるあたりで未読部分があった。
・未読とはいってもどこが変わってるのかいまいちわからない。気のせいかもしれないけどうみちゃんってこんなに幼い話し方だったっけ?音声が変わっているんだろうか?(正直変わってるかどうかもわからん)意外と声とか覚えてないものだなと思う。
・とりあえず静久ルートを目指すべくそれっぽい選択肢を選び進めることにする。
・カニチャーハンとウニチャーハンのエピソードってあったっけ?これも忘れているだけか?小ネタ関連は強烈なもの以外は忘れてしまうので前にあったかどうか確信が持てない。ただ漫画貸したときの反応はちょっと違っててもっと辛辣なことを言っていた気がする(記憶違いか……?)。
・いまさら気付いたけど羽依里さん呼びになってた……!今まで名字呼びだったのに。全然気づかなかった……鈍感すぎる。というか敬語がタメ語になってた。1周目以外はスキップしてたからあまりうみちゃんのこと印象に残っていなかったかもしれない。敬語じゃないからより子どもっぽく見えていたのかも。
プレイ10日目(静久ルート)
・包容力がすごい。まさか静久の方から告白してくるとは思わなかった。
・徳田がいい奴すぎる。こういうサブキャラは好き。
・記憶がなくなる系はゾッとする。伏線はいろいろあったけどいざ判明するシーンは鳥肌が立つ。認知症の祖父と住んでいた身としてはこの記憶の失い方はリアルだと思う。
・何よりも記憶を失った人の周りの人の反応を細かく描いているのがリアルだと思う。当人からしてみれば記憶を忘れているから悪気はないんだけど周りの人間はどうしても怒りを抑えきれなくなるというどうしようもなさが悲しい。
・思い出してトラウマが蘇ることで苦しみが増えてしまうというのも面白いテーマだと思う。人は悪いことを忘れていた方が良いのではないかという感じだ。記憶を忘れてしまう悲しさを描くと同時に悪い記憶があることの辛さも描いている感じは面白いと思う。
・紬ルートとかでは明るいお姉さんという感じだったのでもっと軽めの話かと思っていたけど想像以上にディープな話でびっくりした。質感が高いというか自己肯定感の低さを描く感じがリアル。
・母親との和解も落としどころが絶妙だと思った。親子関係だとしても他の関係性と同様にちょうどいい距離感があって無理に近づく必要もないし離れる必要もないという解決法。
・最後に別れるというのもすごい展開だ。相性が良すぎて両者ダメになってしまうから別れるって現実でもありそうな話だと思う。リアルだとその退廃の末路を予見していてもそのままなあなあで現状維持する場合も多そうだけど。
プレイ11日目(識ルートその1)
・識の喋り方結構好きかもしれない。なんかのアニメにもこういう感じの喋り方するキャラいたような気がするけど誰だか忘れてしまった。なんとなく堀江由衣さんが声優だった気がする。
・調べて見たけどこの既視感はkanonのあゆか……?なんとなく違う気もする。別のキャラクターかもしれないけどあゆのような気もするので確信が持てない。とにかく識の話し方は好きだ。それは間違いないので良しとする。
・食事を楽しみにしたりする識の姿はかわいい。
・今の生活を変えることで古文書が書き換わっていくという展開。何とか過去を変えて津波による犠牲者を減らしていくという話だ。まだプレイし終わってない段階の予想だけど最終的には人を救うか識を救うかという選択に迫られるのではないかと思っている。識が怖がられることにより島民は救われるが識は疎まれ迫害されるのではないかという予想だ。
・なんにしても識はかわいい。
プレイ12日目(識ルートその2)
・花火を人生に見立てた識の語りは良かった。あまり意識したことなかったけど花火というモチーフは色鮮やかで映えると思う。儚さと鮮やかさを同時に兼ね備えたものってあまりないと思うので。
・大筋はある程度予想できていたけど、いざその予想していた流れを丁寧に見せられると泣いてしまう。特に古文書の続巻が出てきたあたりは涙腺が緩んだ。識が鬼としてではなく島を救った人物と理解されて本当に良かった。
・涙腺という意味でなら一番刺激された話かもしれない。結局識は亡くなってしまうというビターなエンドなんだけどだからこそ泣いてしまった。
プレイ13日目(鴎ルート)
・ReSTARTで始めたけどうみちゃんが主人公を呼ぶときにお兄ちゃんって言ってる!?3パターンあるのは意外。今のところなぜそんなことになっているのかはわからないがうみちゃんルートやればわかったりするんだろうか。
・幼少期に隠した鍵を鴎と一緒に探す展開はロマンがある。本当に何か宝物がありそうでこういう冒険譚は心惹かれるものがある。田舎の島にある隠れた謎というモチーフは端的にワクワクしてしまう。YU-NOにもこういう謎があったワクワクした覚えがある。
・メイド服の鴎かわいすぎる。ここで靴下着替えさせプレイを挟んでくるのはライターのフェチか……?
・鴎が昔一緒に宝探しをしたタカという男の子がもしかしたら主人公なんじゃないかという描写がいくつか出てくる。つまり昔主人公はこの島に来たことがあるのではないかということだ。その伏線自体は最初のシーンのデジャブなどで今までにもあったけどここまで明確に伏線として出してくるのは初な気がする。
・この伏線は忘れていたけど全てのルートをプレイすればわかったりするんだろうか。それともこれはどこかで蝶々に触れた記憶の可能性もあるのか?
・まさかこんな展開になるとは。泣かせにきてるしこれは泣く。展開が上手すぎる。冒険のわくわくだけかと思ってたけど、こんな物悲しさ+感動を出してくるとは思わなかった。夏の前に亡くなっていたというビターな終わり方ではあるけどそれでも残るものはあったというのは
・終わり方も良かった。冒険もののワクワクさも味わえたし感動もできた素晴らしいシナリオだった。新島夕さんが担当のシナリオだという情報を掴んだので新島夕さんがシナリオを務めたゲームをやってみようかと思った。
プレイ14日目(ALKAその1)
・主人公が島を訪れるところから始まった。どうやら最初はそんなに変わらないらしい。ただうみちゃんの様子が少しおかしい感じはする。
・少しプレイしてみたが、どうやら普通にSTARTしたときの展開にうみちゃんが付いてくるという内容になっているっぽい。攻略サイトを見てもうみルートっぽい感じで書かれているのでこのままうみルートに入るのだと思われる。
・夢でしっかりタイプのうみちゃんが出てきた。蝶々の一枚絵も差し込まれるし、もしかするとALKAも含め今までのルートすべてが蝶々を触ったことによる主人公の追想だったりする可能性もあるんだろうか?だとしたら壮大である。どうまとめるかはわからないけど真相が気になる。最初にデジャブを感じているのは事実なので少なからず追想はしていそうな気はする。
・美味しいチャーハンを作るためいろいろな人に聞きまくる主人公。中華鍋ないとおいしいチャーハンってできないの!?フライパンでしか作ったことないんだが……あと冷たいご飯を水で洗うという手法も全然知らんかった。本当にできるんだろうか?(今度試してみよう)
・識ルートの話は正史っぽい。識1人しか亡くなっていない模様。
・もしかするとうみちゃんは未来からきているんだろうか?うみちゃんはラジオ体操の時にログインボーナスという言葉を使ってるのに主人公はその言葉を知らなさそうである。
・そもそも今までのどのルートでもスマホどころか携帯すらも出てきていないし主人公たちがいる時間軸が2000年前後くらいで、うみちゃんだけ2020年頃の時間からタイムスリップしてきてる可能性は普通にある。そう考えると主人公と誰かの子とかだったりするんだろうか?だとすれば展開的にしろはっぽいけど。
プレイ15日目(ALKAその2)
・みんなで折り紙する描写が良すぎる。疑似家族なのか本当の家族なのかは現時点ではわからないけどこういう描写はほっこりしてしまう。
・あとしろはの声優の小原好美さんの儚げな感じの声がとてもキャラとマッチしてて良い。とぼけた感じの中にも優しさがあるというかそういう絶妙な声質を表現しててすごいと思う。
・MDプレイヤー出てくるし主人公たちがいる時間が2000年前後くらいなのは間違いなさそう。しかもうみちゃんには予知能力があるっぽいのでしろはの子どもの可能性は高くなってきたかもしれない。
・やっぱり2000年の8月だった……いざ判明してみると衝撃。おじいさんとの対決もあったりと基本的にはしろはルートをなぞる感じだろうか。祭りの後どうなるかが気になる。
・祭りの後、徐々にうみちゃんの記憶が抜けていってしまうという展開。いつかは帰らないといけないのでくるとは思っていたけど幼児退行してるしどういう感じになるんだろうか?気になる。
・もうだいたい予想できているうみが産まれたときの話をなぞられるだけで泣いてしまう。予想ができているからこそ泣けてくる。しろはの能力がうみと一緒だということは気付かなかったけどPocket編はどうなるんだろうか……?心だけ過去に逃避させるという能力を無くせばいいんじゃないかという示唆はされてるけど具体的な結末は全然想像できない。続きが楽しみ。
・ED見てて気づいたけどしろはのおじいちゃんって白石稔だったの!?あのハルヒで谷口やってた声優さん。白石稔がこんなおじいちゃん役やるわけだから自分も年取ったわけだよなと哀愁を感じた。
プレイ16日目(Pocket)
・謎の人物の視点から始まる。声的に花澤香菜さんであることはわかる。今までEDの後のモノローグとかを話していた声だ。しろはがまだ幼いので主人公が島へ来るよりも10年ほどは昔の時間軸の模様。今のところの予想としては主人公が過去に戻った感じなのではないかと思っている。
・と思ってプレイしてたけど七海は羽依里なのか?七海の由来である七つの海という言葉がなぜ浮かんだんだろうか。外見的には男の子にも女の子にも見える。今のところ全然展開が予想できていない。ただしろはの失踪した母親の話が掘り下げられそうな気はしている。
・というか白石稔だと思っておじいさんの声を聞いても全然わからんな。谷口のイメージとはかけ離れてる。演技の幅がすごい。
・堀田のじーちゃんが出てきた。堀田家のキャラはこの作品では珍しく重要キャラでもないのにネームドのモブだ。まさかの朱雀だった。
・しろはの父のチャーハンを再現するところまで読んだけどやっぱり七海は羽依里っぽい感じはする。七海に対して羽依里の記憶が混じり込んでいるだけの可能性もあるけど流石に「七海=羽依里」なんじゃないだろうか。
・「そっちかー!」と思わず言ってしまった。「七海=羽依里」という予想のもと読み進めていたから若干戸惑った。ただ考えてみるとそっちの方が自然な気はする。七つの海って7ルート分の世界を旅してきたってことか……言われてみるとなぜ気付かなかったのだろうかと思えてくる。
・ただこの七海視点の終わり方をされると「羽依里は何だったんだ?」という気持ちが若干出てくる。「たとえしろはが亡くなったとしてもうみちゃんを幸せにしてやれよ!」と思ってしまう。
・でもだからこそ「すごいところに着地したなぁ」という感動があったかもしれない。心を過去に遡らせてしまうという過去の呪縛から解放されることの大切さを何よりも強調して描いているように感じた。うみちゃんがここまでしたことによりそれが浮き彫りになっていると思う。過去に囚われて未来へ進めないというのは現実でもあるためそれと重ね合わせて描いているんだと解釈した。
・Keyという超絶王道のギャルゲーブランドが出してきた作品にしてはメッセージが強烈に思えた。正直もっと王道な感じで丸く収まるかと予想していた。想像以上に考えさせられるテーマで凄まじいものをくらった感じ。ただRewriteもテーマは全然違えどメッセージが強烈なのは確かなので王道ブランドだからこそこういうことをやってくるのかもしれない(というか他の作品も考えて見たら強烈なのかもしれない)。
全体を通しての感想
・内容をまだ整理できてない感じで特にPocket編に関してはプレイした後でも咀嚼できていない感じがする。それほどに容易ではない繊細なテーマを扱っていると思う。Pocket編だけはそのうちもう一回やってみるつもり。
・とにかくすごい作品だったように感じる。王道ブランドだからもっと王道な感じに終わると思ってたけど個人的な感覚からすると良い意味で王道じゃなかったと思う。前評判以上に好きになれた作品。
・鴎ルートやPocket編が好きなので担当ライターと目される新島夕さんがライターを務める作品はやってみたくなった。近いうちに比較的評判の良さげな『はつゆきさくら』か『アインシュタインより愛を込めて』あたりをやってみようかと思う。
[追記]
・最後の家族3人で出かけてるシーンってREFLECTION BLUEで追加されたシーンらしい。ここが蛇足だという意見はわからんでもないというか自分もそう思った1人。
・あのPocketの世界の後にうみの存在が明確に出てきてしまうことによって、それまでのうみの選択の凄まじさに若干ノイズが混じってしまうような感覚があった。
・なので個人的には無印版の結末らしいチャーハンの作り方を教えてもらうため船を降りるところで終わってくれた方が感動できたというのは確かな気はする。これからの羽依里としろはの関係性を示唆だけしてくれた方がこの作品のテーマに合致していると感じた。