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漫画『少女Null』の感想(1話~6話まで)

少女Nullという漫画を読んだので感想を書いていこうと思う(以下の漫画)。

1話

義人というアンドロイドのような存在が普及した23世紀の日本が舞台の作品らしい。主人公は学生で軍用の義人をかくまうところから物語が始まる。

早々に実は義人には意識があるという情報が出てくる。まだ義人という設定が馴染んでいないのに急に入れ込んでくるからあまり衝撃がないという感じ。設定としては面白いと思うけど。

SF要素が全体的に安っぽい気がする。23世紀なのにコンビニが今と変わらなかったりyoutuberが普通にいたりと現代感が強くてSF世界観に没頭できない。

ただ新手のセカイ系的な雰囲気があってそのあたりは好き。どういう方向に行くかはわからないけど続きも読んでみようかなぁと思った。

2話

バイトで配達に行った先で演劇を観せられるリアハとその演劇にこっそりついてくるマリー。しかし義人が演じる劇は義人を殺すことを演出に組み込んでいるものだったという展開。

義人を殺すということが特に非倫理的なことではないということが前提とされている世界観らしい。家畜を殺すような感覚なんだろうか。えぐい話ではあるけどこの展開自体は面白いと思う。

3話

マリーが劇を演じている義人たちを操ったような描写があり、演劇家の人を殺すことに成功する。軍用義人特有の能力で他の義人を操る能力とかあったりするんだろうか?

義人を酷使する人間たちが酷いというのはわかるけどマリー側も人間を殺すことに躊躇がなさすぎるのでどこかで罪悪感に苛まれる展開とかありそうな気もする(ない可能性もあるが)。

4話

早々にバレそうな気配が出てきた。というかYoutubeの生配信の時にモザイクはかかっていたとしても背格好はバレてるわけだから地域で絞り込んだ7人だけでなくもっと絞り込めそうな気もする。

そして謎の人物に呼ばれ、犯罪多発地域に行く。そこで謎の人物と出会って終了という終わり方。

冷静に考えると軍用の義体使ってるのに警察は普通に人間がやってるというのはなんか変な気もする。高度な判断が多いから人間しかできないということなんだろうか?

5話

リンボというところに住んでいるスーパーハッカ―のミミズクが仲間になった。辺獄(リンボ)といえば地獄でも一番マシなところだったと思う。わざわざそんな名前を存在しない地下都市の名前に持ってくるってことはその先の地獄みたいな場所とかが今後出てきたりするんだろうか?

そしてクジラックス先生の十八番的な展開になり終了。

6話

誘拐犯に連れられ闇マーケットに行くマリー。誘拐犯を難なく受け流し闇マーケットに入るところで終了する。ここで意外だったのは誘拐犯をすぐに殺さないんだなぁということ。演劇の人みたいに明らかに義人を痛めつけている人以外には情けをかけるというのが意外だった。


6話まで見ての総評

粗が多い部分もありつつ義人という設定は結構好きなので面白い部分も十分にあると思う。こういう秘密理に世界の闇を暴いていく話は好き。

余談だけどジャンププラスのコメント欄って妙に評論家気取りの人間がいて辟易する。他の漫画の感想でも思ったけど好意的な感想が少なく細かい欠点を指摘するような内容が多い。そういった指摘をして悦に浸る人間しかいない。自分の少なからずそういう面はあるがそれだけでなく良い部分は良いとしっかり言っていきたいと思った。

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