かるたというのは、ひとつの事象に対して、46方向から語ることができる「46面体ガイドブック」だ。
たとえば『吉祥寺かるた』だったら、吉祥寺のことを46方向から語っている。一枚一枚の札に脈絡はなくても、「かるた」という超シンプルで超強力なフォーマットがあることによって、それは破綻することがないのだ。
そこで、自分の今年一年を、かるたにして振り返ってみようと思った。「今年を一言で総括」とかすると失われてしまう生々しい部分も、46面体のかるたにしたら活きたままパッケージできて、今の自分の全体像が見えるんじゃないかと。
僕は日本で唯一(たぶん)の「ご当地かるたプロデューサー」なので、かるたの作り方は知っている。ステップとしては大まかにこうだ。
とにかく関連するネタを書き出す
全体像を見ながらなんとなくネタをしぼっていく
50音にあわせて言葉を整える
絵をつける(写真でもいいかも)
できれば解説はつけたい
というわけで、このステップを踏まえながら「2021年俺かるた」ができるまでを公開していこうと思う。
まず今回は、思いつくままに順不同で今年の自分のネタをだーっと100個くらい書き出してみる。
これで100個。
カレンダーやFacebook投稿やスマホのアルバムとか見てると色々思い出す。
なんだかもう今年という1年が愛しくなってきたな。
これがかるた効果だな。
今日はここまで。
次回はこれを46札にまとめようと思います。
「ん」の札は何年やってもこれだろうなというのが思いついちゃったな。
みんなも、「2021年俺かるた」いっしょにやらない?