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2021年俺かるた その3

自分の今年一年を、かるたという【ひとつの事象に対して、46方向から語ることができる「46面体ガイドブック」】にして振り返る企画『2021年俺かるた』。いよいよその第三回。一応今回で完結となります。

第一回では、「とにかく関連するネタを100個くらい書き出す」というのをやりました。
第二回では、「全体像を見ながらなんとなくネタをしぼっていく」「50音にあわせて言葉を整える」にトライしました。
いよいよ今回は、それに「絵をつける(写真も可)」「解説をつける」をやることになります。
内容的には、ただ僕の一年分の日記をだらだらと順不同に読まされている感じになると思います。お見苦しい部分も多いと思いますが、ご容赦ください(笑)。



あ:愛と感謝は増やせたかい?

株式会社クラウドボックスには「デザインで、もっと、愛と感謝を」というミッションと、「やるべき仕事ゾーン」という考えがある。上の図の青いところがその「やるべき仕事エリア」で、儲けが100でも愛と感謝が0の仕事は断る。儲けが0でも愛と感謝が100なら引き受ける、という価値観だ。
愛と感謝の循環を広げていけば、上の図の右上ゾーンに行けるはず、という仮説のもとで今年も一年頑張ったが、果たしてどれだけできただろう?


い:犬が毎日かわいい

我が家には「花」と「雪」というパピチワ(パピヨンとチワワのミックス)がいる。毎日ほっこり笑顔にしてもらってる。健康維持の秘密の大きな要因のひとつだと思っている。


う:「ウラ話」をさわやか青空の下で売る

3月と11月に、吉祥寺PARCO屋上で開催された「吉祥寺ZINEフェスティバル」に出店した。販売したのは、『吉祥寺かるた』の札一枚一枚について、僕とイラストレーターのきょしょうさんが語った裏話をまとめたという超どうでもいいニッチなZINE。
でも、お客さんの顔を見ながら、おしゃべりしながら販売するというのは楽しい。これが商いの醍醐味なのだなとわかった。


え:エアデザイン室は御社の想いに伴走します

基本的にクラウドボックスは「制作会社」ということになっているので、お客さんの会社でなにか作りたいものが発生したときに発注してもらって、作って納品したら終わり、というサイクルでビジネスをしている。
でも、それだとお客さんに対する理解も深まらないし、お客さん側もいちいち発注先を探したり、制作物によってテイストが変わっちゃったり、面倒が多いので、「リモートでデザイン室を作っちゃいませんか?」というのがエアデザイン室構想だ。
基本的に毎月1〜2回の定例Mtgを持って、デザインに関連するあれこれを相談しながら進めていくかたちになる。たとえばロゴの吟味やブランドポジション検討、デザインガイドライン策定などは、デザインルームを内部に持たない小さな企業ではなかなか難しいと思うので、このスタイルはありなんじゃないかと思っている。
クラウドボックスが標榜する「ラブレターの代筆屋」というスタイルを実現するには絶対こっちのほうがいいはずなのだ。

お:おかげさま 同好会員2400人

今年の初めに、Facebookで「吉祥寺同好会」というグループを始めた。『まちカタルカ』というカードゲームを作ったときなどは、この同好会でネタ出しをしてもらったりした。気がつけば会員2400人以上。特に宣伝してるわけでもないのに、すごいなFacebookの仕組み。

か:かるたでグッドデザイン賞!

『吉祥寺かるた』が2021年度のグッドデザイン賞を受賞した。受賞ジャンルは「コミュニティづくりの取り組み」。つまり「みんなでかるたつくろう!」って言って、Twitterで札募って、みんなでわちゃわちゃ札を考えたりあちこちでイベント開催してくれたり、そんな流れそのものが受賞理由ということなのだ。だから、この賞は「吉祥寺のみんな」で受賞したものなのだ。
受賞をSNSで発表したら、かるたを買ってくれたみんなから我がことのように喜んでくれるお祝いの言葉がたくさん届いた。それが、とにかく嬉しかった。


き:金髪丸メガネになりました

昨年末メガネを丸メガネに変えて、今年の春にはブリーチして金髪になった。マスクをしてても一発で覚えてもらえるようになった。(写真は若干アプリで加工していますww)


く:「クラウドボックスまつり」離れていても同じメシ食う一体感

例年、春には納会と称して一緒に制作を手伝ってもらっているパートナーのクリエイターさんを招いて飲み会を開くのだが、今年は緊急事態で断念。みんなの家に同じ食事をデリバリーしてくれるnonpiというサービスを使って「クラウドボックスまつり」というイベントを開いた。
予想以上に盛り上がり会は深夜まで。やっぱ「同じ釜の飯を食う効果」は離れていても効くのだな。

け:「ケルン・コンサート」が集中スイッチ

BOSEのノイズキャンセリングイヤホンを買ったのだが、これがなかなかよい。特に、文章書き作業に集中したいときは、こいつをつけてキース・ジャレットの『ケルン・コンサート』をかけると、一瞬でモードが切り替わってすごくいいのだ。
ただ、このイヤホンをつける前に何時間もウダウダしてしまうので、問題はそこにある。


こ:高2の息子がスシローでバイト始めた

特にコメントすることもないのだが、月日が流れたなあ、と実感したできごと。年末年始忙しそうだけど頑張れよ。


さ:サイドに「吉」の字 吉祥寺に最適化されたスニーカー

「吉祥寺ゴム」という靴職人さんにスニーカーを作ってもらった。カスタムメイドで一足ずつ手作りしていて、一足作るのに数ヶ月待つという超レアアイテム。でも吉祥寺愛を発信する者同士ということで特別に作っていただけた。
このスニーカー。走るより散歩に向く硬めのソールなど、「吉祥寺を歩くこと」に最適化するようイメージされているのだという。かわいい。


し:心配だなあ。会えないと健康状態がわからない

リモートワークは、基本的によいと思っているし、今後も継続していくと思う。ただ、ZOOMやチャットはかなり情報量を削ったコミュニケーションなので「なんかだるそうだな」とか「仕事中ため息多いな」とかには気づきにくい。健康に関する黄色信号を見落としそうでハラハラの一年だった。

す:ZOOMで似顔絵を描くのが趣味になった

もともと人の似顔絵を描くのは好きで、学生時代は授業中に先生の似顔絵とかをよく描いていた。それが、このZOOMも時代になって復活した感じだ。授業中と違ってZOOMは相手に視線を悟られにくいので、すごく似顔絵が描きやすいのだ。
描かれる方もジロジロ見られる緊張がないので、「オンラインで似顔絵描きます」という商売はもしかすると成立するんじゃないかと思う。


せ:説明しよう!「自律自走するクリエイター集団」とは

クラウドボックスの「ありたい姿」として掲げているものに「自律自走するクリエイター集団」という言葉がある。社内でも「自律自走ってどういうこと?フリーランスになれってこと?」という反応の多い曖昧な言葉で、同説明しようか迷っていたのだが、年末に素敵な広告↑に出会って「これだ」と思った(この広告をクラウドボックスで作ったわけではない)。この一行目『自分の仕事は、自分で面白くする「人」。』という考え方。自分で仕事を面白くするために、考えて、判断して、行動する、「自分のものさしを持った一人前のクリエイターの集まり」でありたいってことなんだな。

そ:そこまできつい坂じゃないのに息上がる

コロナ生活が長くなって、体力の衰えに拍車がかかった。自宅から吉祥寺のオフィスまでは基本的に自転車通勤なのだが、その間には長い坂がある。以前は重めのギアのまま余裕で登れていたのだが、数ヶ月の自粛期間が明けてみたら、めちゃくちゃ息があがるようになっていた。

た:DAZN見ながらビール飲む

外で飲むことが減って、自宅のテレビ前で録画のスポーツを見ながらビールを飲むのがほぼ日課。たぶん時間にすると年の内20日間くらいはこの風景だったと思う。
DAZNのおかげで、録画をしてないときでもサッカーの試合ダイジェストを見ながらビールが飲めるようになった。地上波のスポーツニュースが激減したのは寂しいが、でも深堀り系の番組も増えたので、トータルではやっぱりありがたい。

ち:中3の夜を思い出す さらば友よ

中学の友人が亡くなった。もう10年くらい会ってない年賀状だけの付き合いだったけど、中3くらいのときは互いの家に泊まったり、一緒に旅行に行ったりしてた。スマホのメッセージは10年前に「また近いうちに!ぜひ!」で終わってた。
「近い内」とか「いつかまた」とか。そんな日程は存在しないんだよな。

つ:月一回アキラが来る日 どんなひと月だったかなあ?

今年の春から、ナガオ考務店の長尾彰さんに毎月オンラインミーティングに参加してもらって、振り返りをファシリテーションしてもらっている。社内のメンバーだけで話をするのとは明らかに違う流れが生まれて「ファシリテーションってこういうことかー」とか思う。
社内で心理的安全の高いコミュニケーションパスが増えて、各人がのびのび働けるようになるには、振り返りというのは必須だと思うので、大切にしたい時間。

て:デザインとあそびでコミュニティを楽しく育てる

『吉祥寺かるた』やトークテーマカード『まちカタルカ』を制作・販売している社内プロジェクト「ぺろきち商店」。
そのプロジェクトのミッションが「デザインとあそびでコミュニティを楽しく育てる」だ。来年はもっと多方面の愛あるコミュニティを、デザインとあそびの力で育てるお手伝いをしていきたい。

と:「どんな人採りたい?」は「どんな会社にしたい?」ってこと

会社的に今年最も力を入れたのが、採用活動。会社の文化を共有できる人、仕事を一緒に遊べる人を採るにはどうしたらいいか、今年の頭からずっと考えていた。「文化を共有する」ということは、まず、自社の文化を自分がきちんと理解できてないといけないし、未来を委ねられる人がほしいのであれば、まず会社のありたい姿を考えないといけない。
人を採る、ということは、己の会社と己自身に向き合うということだと知った。……結果、新卒2人採用!
来春が待ち遠しくてしかたない。



な:なおニッチでなお輝く 吉祥寺イーストサイドエリアだけのかるた
に:新渡戸のみんなと「コロかる」つくる
ぬ:ぬー! ぬーろ(NURO)はえー。有線LANでなおはえー
ね:寝る前に 今日一日の振り返り
の:ノルウェー在住、プロサッカー選手、24歳、女性、起業家
は:働く指針「楽しく、面白く、嬉しく」
ひ:ひとりで出社のひろびろオフィス ついつい昼寝も1時間
ふ:フットサル 結局今年は一度もできなかったなあ
へ:ペニーレーンで参加型展示 貼られた付箋は918枚!
ほ:「傍観する」がお仕事とはどういうことか…?
ま:まちの偏愛溢れ出すカード「まちカタルカ」誕生
み:見えないデザインの見せ方を考える
む:むずたのしい イラストレーターさんと共同作業
め:名刺もかるたになりました
も:もうカンベン コロナの影響 大赤字
や:辞めた社員と今でも飲めるありがたさ
ゆ:ゆるやかに会社の内と外がとけあう関係性にしたい
よ:読み札聖地を巡礼中 幼きファンとの出会いに感動
ら:ラジオの時間 毎週金曜Stand FM
り:リゲッタさんから脚本家としてお声掛け
る:ルーエさん恒例に? お正月にはかるたの展示
れ:レビューとメルマガとうんちくから ナッツ愛の結晶が生まれたよ
ろ:ロゴ制作 チアへの想い受けとめつくる
わ:1on1 もっと聞く力がほしいなあ
を:ををを!すげえ!OculusQuest2でメタバースの仲間入り!
ん:ん?もう一年経った!?

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