＜知っておくべき＞家庭における火事対策　第二十三回　ホットプレートの下に新聞紙を敷いて使用すると火事になるリスクがあるという話

家庭での火事を予防するためのシリーズ第二十三回。
今回は「ホットプレートの下に新聞紙を敷いて使用すると火事になるリスクがある」の話です。

少し前にSNSなどで「焼肉などで卓上でホットプレートを使う時は、下に新聞紙を敷くと飛び跳ねる油を吸収してテーブルがべとつかなくなる」みたいなライフハック情報を見かけました。
「うちの家では子供の頃からそれをやっている」みたいに言ってる人もわりといる始末です。

このような行為は肉ではなく家を焼く事、さらに周辺の家もその延焼で焼失する事になりかねないので、絶対にそれはもう今後やらないようにしてください。
またこの事はSNS上でこれから定期的に注意を呼び掛け続けてください。
Xなどの個人のアカウントでも、各地の消防署のアカウントなどでも。

ホットプレートのメーカーも以下のように取り扱い説明書で新聞紙やその他を下に敷くと火事のリスクがある事を明記しています。

以下はタイガー魔法瓶さんのサイトから引用

この世の色々な物は直接火をつけると着火するだけでなく、「その物質が燃え出す温度を超えて熱くなると発火する」という事になっています。
ホットプレートの下はそれなりに高温になるし、また飛び跳ねた油は高温になっているので、突然焼肉中に新聞紙が燃え出し、そのままあなた達の大切な物や家を焼いてしまい、自分や家族の命を失う事にもなりかねません。

少し前に楽しく焼肉をしていたはずが、家が焼失して色々な物を失って呆然とする姿を想像してみましょう。
家族がそれで死んでも、どんなに後悔しても家族の命は戻ってきません。

またこのような行為を隣の家が日常的にしていると、近所の家がその馬鹿な行為をしている家の火事により延焼し、住宅や財産を失う事になりかねません。
ホットプレートの下に新聞紙を敷くという事はその家や近隣の家が火事で焼失する原因になりますので、SNSやテレビやサイトなどで繰り返し「これは火事の原因になる非常に危険な行為だ。今後しないように。」と呼びかけ続けてください。

「ホットプレート使用時は新聞紙を敷きましょう」という危険な行為を平然と紹介しているサイトもわりとあるので、よりこの注意をしっかり呼びかけていく必要があります。

　　

家庭における火事対策シリーズの第一回目はこちら
自分の大切な物や家、自分や家族の命を守るために一回目から順番に読んでいきましょう。

＜知っておくべき＞家庭における火事対策　第一回 序章

次回：「火事を他人事とは思わない事」