背景を描いて素材として販売し、色々な背景素材を手に入れてみる(漫画制作の話)
漫画の作画にクリスタ(clip studio paint)を使っている人は、自分の漫画用に自分で描いた背景はクオリティの高いのは素材化し、clip studio assetという素材配付サイトで有料素材にして販売すると、いくらかのclippy(通貨)を稼げる事になります。
その稼いだclippyで他の人が作った背景素材を色々買ったり、背景素材以外の素材も入手できるでしょう。
数時間かけて作った背景素材もそのまま使って終わりにするより、こういう方法で「他の背景素材を入手するために販売して通貨を稼ぐ」という風にすると、「その手に入れた色々な背景素材で将来の作画時間を減らせる」という事につながります。
作画に数時間かけた背景素材で、将来の数時間やもっと多くの時間を減らせるという事になります。
個人で漫画を描いている人にとって有効な時間の錬金術のような物です。
ただし、「自分のclip IDがばれてしまう」という事になってしまいますが。
元々あちらの方で自分の身元(作家名)を公開している人はともかく、そうでない人は身バレする事になるので注意を。
<背景作画が苦手な人は撮影した写真を元にベクターで背景を描いてみる>
背景の作画が苦手な人は、街中で色々お店の入り口とかの写真を撮影し、その写真を下絵に細かいディテールは結構消したり一部デザインを変えるなどして、どのお店かは特定できないようにしつつベクターで背景を描いて素材を作ってみるのも良いでしょう。
<3Dオブジェクトはそこそこお金にもなる>
素材販売で得たclippyは一つの素材で10000clippy貯まると1000円分のアマゾンギフト券に交換できます。
しかし一つの素材で10000clippy貯めるというのは実際はなかなか難しいでしょう。
3D系の素材はわりと需要があり、これだと作る物にもよりますがアマゾンギフト券に交換できるほど稼げる事もあります。
2,3時間くらいかけてモデリングした3D素材が数か月で10000や20000clippy(1000円、2000円のアマゾンギフト券)貯まった事もあれば、7時間くらいかけてモデリングした建物の3D素材は何年もずっと売れ続けて累計で14万円以上のアマゾンギフト券を稼げた事もありました。(時給換算でなんと二万円以上!)
こういう時給換算で5000円や1万円を越えるという事はめったに起きないものの、手間がかかる建物系の3D素材はライバル素材があまり無い物だと好調に売れ続ける事がよくあります。
3D素材のモデリングには何時間(物によっては10時間越えも)と結構時間がかかります。
そういう制作に時間がかかった素材を自分の漫画で何回か使って終わりにするだけより、公開しても問題ないと思った物に対しては有料販売するといくらかお金を稼いでくれる事になるでしょう。