店にとっても消費者にとっても面倒くさい時代になってしまった(別のQRコード詐欺の話)

先日、「犯罪者集団がQRコードのシールを店員や他の客が見てない隙に色々な商品に貼り出した」という新しい詐欺の手口を紹介した。

「商品貼り付け型QRコード詐欺」みたいな名称で今後色々なメディアでこの詐欺に引っかからないよう注意が呼びかけられる事になるだろう。

<「店頭貼り付け型QRコード詐欺」は以前から注意が呼びかけられていた>

「商品貼り付け型」とは違い、「店頭貼り付け型QRコード詐欺」というのは以前から発見されていて、これについてはテレビでも時々紹介されていた。

店の外に「LINE友達登録」とか「会員登録」をさせるQRコード記載の紙が貼られているのは今は当たり前のように見かける。
ところがこの中には店のスタッフではなく赤の他人が詐欺にはめるためにそういう貼り紙を店員があまりチェックしていない店の外に勝手に貼ったり、元々店が貼ってあった貼り紙を剥がして偽のを貼ったり、元の上に重ねて貼ってしまうという。

後はその店の偽のLINEとか個人情報を抜くサイトに誘導させたり、その店の偽のLINEとかでプレゼントキャンペーンとかやって全員に当選の通知をし、その後はお決まりの手口で色々な詐欺にはめていくという。

こういう詐欺のせいで、どの店もこまめに「店の外に不審なQRコードの貼り紙がされてないか?」のチェックをしないといけなくなった。
元から店の外にQRコードの貼り紙をしていた所は、別の貼り紙に交換されていないかや、元の貼り紙の上に別のが貼られていないかのチェックをこまめにしないといけない。

消費者側もこういう詐欺が今は普通にあるので、店のレジでもらったレシートのQRコードとかから以外でのLINE友達登録や会員登録はしない方が良い。
自分はもちろん家族にも注意を呼びかけておかないと、詐欺によって大金を騙し取られたり、偽のLINEや会員登録で個人情報を抜かれた後にその個人情報を脅しの材料に使われて、闇バイトを自分や家族がさせられる事にも。

本来は店も被害者ではあるが、こういう詐欺にはまった客は「店が変な貼り紙をされていないかきちんとこまめに確認しておくべきだった」みたいに店側の責任として訴訟を起こすケースも出てくるかもしれない。

店も消費者も被害にあわないよう色々な事に気をつけないといけない面倒くさい時代になってしまった。
お店の偽サイトも勝手に作られて注意を呼びかけないといけないというのも昔からあったし、有名店の名前を騙った偽メールも大量に送られまくるし。